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2018年「第20回不忍ブックストリート 一箱古本市」御礼とサプライズ

4月29日(日)に開催されました「第20回不忍ブックストリート 一箱古本市」にお越しいただいた多くの方々、<とみきち屋>にて購入いただいた皆様、ありがとうございました。
そして、この大きなイベントを支えてくださった実行委員の皆様、助っ人さん、大家さんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
 
<とみきち屋>は「ハウスサポート八號店」に出店させていただきましたが、冷房の効いたきれいな屋内で、心地よく、炎天下で出店されていた店主さんたちには申し訳ないなと思えたほどです。大家さんにホットコーヒーまでご馳走になり、恐縮の限りです。
 
同じ場所に出店した方々とは和気あいあいと過ごせ、楽しい一日でした。
 
<書肆から羽>さんとは3年前の「特別養護老人ホーム谷中」、2年前の「根津教会」に続き何と3回目の同じ場所での出店。今回は詩に絞らず、新潮社の現代世界文学シリーズほか魅力ある本が多く並べられていました。ジョン・バース『キマイラ』など若い頃読んでいたので、懐かしかったです。から羽さん、飲みすぎには注意しましょう(笑) 若かりし頃、飲みすぎてからだを壊した者からのアドバイスです。
 
<万開books>さんは、購入された方がカードを引き、そこに記された曲をワンフレーズのみ、リコーダーで演奏するというパフォーマンスを。演奏後の拍手で盛り上がり、かつ和みました。
それにしても、「カルビーのポテトチップス」「住宅情報館」など、選曲の秀逸??なこと(笑)
「板谷成雄賞」受賞おめでとうございます!表彰式では不思議な受け答えで会場を沸かせたかと思うと、感極まって涙。出店されるまでにいろいろなことがあったのではないかなと勝手に推察していました。私が参加した表彰式で落涙された方は初めてです。それが少しも湿っぽくなく、温かなお人柄がにじみ出ていていました。
 
<甲斐古堂>さんは、わくわく感満載の箱で、多くの方が熱い視線を注いでいましたね。女性や子供さんに大人気。<とみきち屋>はおじさまたちがメインなので羨ましい限りです。
 
当日は大きなサプライズがありました。
<もす文庫>ご夫妻が、3歳のご長男、け〇〇〇くんを連れて、わざわざ静岡から足を運んでくれたのです。私たちが初めて不忍の一箱に参加した際お隣に出店されていて、以来親しくさせていただいていたのですが、東日本大震災の影響を受けたり、お子様が生まれたりで、久しくお会いできずにいた。4年前にタイミング悪く頂戴できなかった「もす通信Vol.6」までご持参いただき、感涙ものです。
 
masubonさんが本を見ている間、ご主人としばし歓談。け〇〇〇くん、ずっと私の指を握ってくれ、うれしかったな。笑顔がとっても可愛くて。
masubonさんには、知り合いに勧められたということで、若松英輔『悲しみの秘儀』を購入いただく。私も読後感銘を受け、一押しの本でしたので、嬉しかったです。
 
そしてもう一人、こちらも久しぶりのdozo(odainodozo)さん。
長年不忍の一箱だけではなく、みちくさ市他でどれだけお世話になったことか。お仕事が変わり、地方に移られてからずっとお目にかかれずにいました。
あのやさしい笑顔が目に飛び込んできたときには、一瞬夢?かと…。dozoさんとのたくさんの思い出が走馬灯のように頭を駆け巡りました。
親戚の結婚式に出られる前に、礼服姿で来店いただいた時のことをお話しすると、覚えていてくださいました。その時は「八木重吉詩集Ⅰ・Ⅱ」(ちくま文庫)などを購入いただき。
根津教会に出店していた際、(当時コンビニが近くになく)昼ご飯をどこで買ったらいいものか…というようなことを漏らしてしまったら、しばらくしてから戻ってこられ、有名ないなりずしを差し入れてくださったこともありました。
 
立原道造ほか詩がお好きで、造詣も深く、Pippo(https://twitter.com/pippoem2)さんの「ポエトリーカフェ」にも頻繁に参加されていました。
時間が許せばもっといろいろとお話ししたかったです。dozoさんには山之口獏、小山清、洲之内徹の作品など合わせて6冊購入いただきました。
 
masubonさん、dozoさん、ありがとうございました。またお会いできる日を心から楽しみにしております。
 
一箱古本市を通じ、忘れられない人と出会える喜びは、掛替えのないものだと、改めて思いました。
 
当日プレゼンターのお一人だった古本屋ツアーインジャパンさんが、不忍一箱の様子をブログに書いていらっしゃいます。
私どものことを「期待を決して裏切らない」と評してもらえ、光栄です。また、鶴見俊輔の文庫本ご購入ありがとうございました。
 
<とみきち屋>店主・とみきちも御礼を述べさせていただいております。
→ http://yomuyomu.tea-nifty.com/zakki/2018/04/post-25c9.html

次回から、何年もさぼってしまった「一箱古本市エピソード」を書いていこうと思っています。

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2018年「第20回不忍ブックストリート 一箱古本市」出品本の一部紹介(2)

明日4月29日(日)「第20回不忍ブックストリート 一箱古本市」、私ども<とみきち屋>「ハウスサポート八號店」(地下鉄千代田線「根津駅」1番出口徒歩0分)に出店いたします。
 
詳細はこちら→ http://sbs.yanesen.org/
店主一覧・MAP→ http://sbs.yanesen.org/?page_id=4947
 
一箱古本市は実行委員の方々や多くの助っ人さんたちの支え、場所を提供してくださる大屋さんの協力がなければ成り立たないものです。過去に少しだけお手伝いさせていただいた経験から、強く感じます。今回もどうぞよろしくお願いいたします。
 
素敵な本や人との出会いが皆様に訪れることを祈りつつ、多くの方々のご来場をお待ちしております。是非おでかけください。
 
それでは、出品本の一部紹介その2、文庫本です。
 
【文庫本】 書名直後に★があるのは絶版または品切れ
 
■和辻哲郎『偶像再興 面とペルソナ』★ 講談社文芸文庫
■阿川弘之編『志賀直哉交友録』★ 講談社文芸文庫
■田中小実昌『アメン父』★ 講談社文芸文庫
■火野葦平『糞尿譚 河童曼荼羅(抄)』★ 講談社文芸文庫
■『個人全集月報集  森茉莉 武田百合子』 講談社文芸文庫
■上田閑照『エックハルト』★ 講談社学術文庫
■ウォルポール『オトラント城奇譚』★ 講談社文庫
■ベンヤミン『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』★ ちくま学芸文庫
■山口昌男『山口昌男コレクション』 ちくま学芸文庫
■飯沢耕太郎『少女古写真館』★ ちくま文庫
■林尹夫『わがいのち月明に燃ゆ』★ ちくま文庫
■オコナー『賢い血』★ ちくま文庫
■ジョン・ファウルズ『魔術師 上・下』★ 河出文庫
■ヘーゲル『哲学史講義』 [全4巻] 河出文庫
■ドゥルーズ『ドゥルーズ・コレクションⅠ・Ⅱ』 河出文庫
■蓮實重彦『物語批判序説』★ 中公文庫
■島尾敏雄『日の移ろい 正・続』★ 中公文庫
■野呂邦暢『海辺の広い庭』★ 角川文庫
■高山宏『夢十夜を十夜で』 はとり文庫
■森山大道『新宿+ (プラス)』★ 月曜社
■市川森一『傷だらけの天使 上・下』★ 新風舎文庫
■西部邁『私の憲法論』★ 徳間文庫
■萩本晴彦他『お前はただの現在にすぎない』★ 朝日文庫
■多木浩二『写真論集成』★ 岩波現代文庫
ほか
 
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用意した本を一度には並べられませんので、入れ替え、補充をします。
そのため、前半と後半では箱の中身も結構変わります。
お時間が許すようでしたら、二度足をお運びください。思わぬ見つけものがあるかもしれません。
 

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2018年「第20回不忍ブックストリート 一箱古本市」出品本の一部紹介(1)

4月29日(日)「第20回不忍ブックストリート 一箱古本市」(11:00~16:30)、私ども<とみきち屋>「ハウスサポート八號店」(地下鉄千代田線「根津駅」1番出口徒歩0分)に出店いたします。
 
詳細はこちら→ http://sbs.yanesen.org/
店主一覧・MAP→ http://sbs.yanesen.org/?page_id=4947
 
今回の参加店主の中に<悪い奴ほどよくWる>さん、<朝霞書林>さん、<嫌気箱>(塩山)さん、<北方人>さんなどがいないのは残念な限り。どの箱も必見で、一箱古本市に彩を添えてくれる店主さんだけに…。(最初のお三方は、申し込み受付開始後、恐らく3分弱で完箱になったため、間に合わなかったようです)
 
新しい出店者さんが増え、趣が変わっていくのも悪くはないし、時が経てば必然的にそうなってはいくものですが、<たけうま書房>さん、<書肆紅屋>さん、<あいうの本棚>さん、<もす文庫>さんなどの姿が見られなくなったのは、寂しいです。
常連だったお客様にも、久しくお会いしていないので会いたいなと思う方々いらっしゃる。dozoさん、jindongさん、(E)さんなど。
 
それでは、出品本の一部を紹介いたします。
 
【とみきち屋セット】
別名「強引(無理やり)セット」とも呼ばれております。名付け親は、前回のブログで触れたHさん。14:00以降、ご希望があればバラ売りします。その際、セット価格より割高感が出る場合もございますのでご諒承ください。
 
<黒岩比佐子さんセット>
 
■『忘れえぬ声を聴く』 幻戯書房
■ 『音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治』 角川ソフィア文庫 
■『パンとペン』 講談社文庫
 
黒岩さんが同じ高校の一学年上の先輩であったことを知ったのは、不忍の一箱で初めてお話させていただいてから暫く経ってのことでした。多くの方々に読んでもらいたくて、参加の都度出品しています。
『音のない記憶』で描かれた井上孝治の写真展「想い出の街」が、国立駅前・ギャラリービブリオ(国立市中1-10-38)にて5月3日~5日に催されます。
詳細はこちら→ http://kunimachi.jp/event/gallerybiblio-8/

<山之口獏セット>
 
■『山之口獏詩文集』 講談社文芸文庫
■『山之口獏 沖縄随筆集』 平凡社ライブラリー  ※品切れ
■山之口泉『新版 父・山之口獏』 思潮社
 
山之口獏・泉 父娘のことは、もう7年も前にブログに書きました。よかったらご覧ください。
http://ramble-in-books.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-9174.html
上記ブログ記事で取りあげた『山之口獏詩集』(思潮社)は今回のセットには含まれませんのでご了承ください。
 
<笠原和夫セット>
 
■『破滅の美学』  幻冬舎文庫 ※品切れ
■『「妖しの民」と生まれてきて』 幻冬舎文庫 ※品切れ
■『実録・共産党 日本暗殺秘録』 enーtaxi 付録  ※入手困難
 
笠原和夫は言わずと知れた、映画『仁義なき戦い』シリーズにおいて、最初の4作のシナリオを手掛けた脚本家。以前若い女性の方が笠原和夫の本を購入された時には驚きました。

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【単行本ほか】 書名直後に★があるのは絶版または品切れ
 
■長田弘『読むことは旅をすること』★ 平凡社
■若松英輔『悲しみの秘儀』 ナナロク社
■東浩紀監修『現代日本の書評 1975-2001/2001-2016』 講談社
■若島正『乱視読者の新冒険』★ 研究社
■シオラン『涙と聖者』★ 紀伊國屋書店
■マルカム・ラウリー『火山の下』 白水社
■小山清『小さな町』★ みすず書房
■北村太郎『センチメンタルジャーニー』★ 草思社
■田川建三『キリスト教思想への招待』 勁草書房
■『竹中労 没後20年 反骨のルポライター』 河出書房新社
■山田稔『特別な一日』★ 平凡社ライブラリー
■桑野隆『バフチン』★ 平凡社新書
ほか
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「不忍ブックストリート 第20回一箱古本市」に参加します

<とみきち屋>は4月29日(日)開催の「不忍ブックストリート 第20回一箱古本市」に出店します。場所は地下鉄千代田線「根津駅」一番出口徒歩0分の「ハウスサポート八號店」になります。
店主一覧とMAP→ http://sbs.yanesen.org/?page_id=4947
 
昨年は義母の看取りに入ったため、開催直前に辞退。2年ぶりの参加です。
初参加は「2008年 第7回  秋も一箱古本市」でした。(当時は春秋2回開催)
今回で12回目の参加となりますが、毎回印象深い思い出があり、月日の流れを感じます。
この間<とみきち屋>から1500冊以上の本が旅立っていきました。
自分が好きで、読んでもらいたいと思う本は、当店に何度も足を運んでいただいている方からすれば「またか」と思われるくらい、しつこく(笑)出し続けています。中には5冊以上引き取られた同一本も十指に余ると思います。
 
哲学、思想、クラシック音楽関連など硬めの本は引きとられにくいと聞きますが、他の方々があまり出品しないこともあってか、当店ではよく出ていきます。
 
<とみきち屋>は不忍の一箱古本市に参加する際、多くの方々に満足いただけるような箱作りを心がけてはいますが、亡くなられたお二人の方を念頭に置いて本を選んでいます。
 
一人はHさん。初参加以来毎回一日に2度は来店いただき、多い時には20冊以上購入いただいたこともありました。他の方には手にとっていただけないような、かつ、やや高めの本も数多く。この方からは本当に多くのことを学ばせていただきました。例えもう二度とお会いできなくともHさんのお眼鏡にかなう本を揃えたい。
 
もう一人は黒岩比佐子さん。2009年春、<とみきち屋>2度目の参加の際、「本を一冊一冊考えて選んで並べている」と言っていただいたことが、今も忘れられません。
きっと遠くから見ていらっしゃると思える黒岩さんに、恥ずかしくない本を並べたい。
(当時のことをブログに書いていました。
一人でも多くの方に喜んでいただける、驚いてもらえるような本を揃え、今回も参加します。
次回から出品本の一部を紹介していきます。

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不忍一箱古本市 参加辞退のお知らせ

妻の母が延命をせず、自然死という形での最期を迎える段階に入っておりましたが、
28日の医者の診断で一両日中と告げられました。
このような状況のため、誠に残念でなりませんが今回は参加を辞退させていただくこととなりました。
 
ご理解、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
 
開催当日、盛況となることを願って。
 
とみきち屋・番頭 風太郎

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2016年「第18回不忍ブックストリート 一箱古本市」出品本の一部紹介(2)

いよいよ明日5月3日(日)、「第18回不忍ブックストリート 一箱古本市」開催です。多くの皆様のご来場を心からお待ちしております。

私ども<とみきち屋>根津教会に出店いたします。

詳細はこちら→ http://sbs.yanesen.org/
店主一覧→ http://sbs.yanesen.org/?page_id=3885

しのばずくん便り→ http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/

それでは、出品本の一部紹介その2、文庫本ほかです。
その1(とみきち屋セット、単行本)はひとつ前の記事で書きましたので、そちらの方もご覧ください。→ http://ramble-in-books.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-8581.html

【 文庫本ほか 】 書名直後の★は絶版または品切れ

■W・E・バトラー『オカルト入門』★ 角川文庫

昨年同じ著者の「魔法入門」を見せ本のつもりで持参したのですが、何と購入いただいてしまいました。ならばと、今回は「オカルト入門」を(笑) 結果はいかに。

■井筒俊彦『ロシア的人間』★ 中公文庫

不忍の一箱に初参加した際、小さな娘さんを連れた若いお父様に購入いただいたことは今でも鮮明に覚えています。当日のエピソードをブログで書き、後に南陀楼綾繁『一箱古本市の歩き方』(光文社新書)の中でとりあげていただきました。思い出の品、2度目の出品です。

■佐藤春夫『この三つのもの』★ 講談社文芸文庫
■清岡卓行『手の変幻』★ 講談社文芸文庫
■倉橋由美子『毒薬としての文学』★ 講談社文芸文庫
■小島信夫・森敦『対談 文学と人生』★ 講談社文芸文庫
■岩阪恵子『木山さん、捷平さん』講談社文芸文庫
■岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』★ 講談社文庫
■樋口修吉『ジェームス山の李蘭』★ 講談社文庫
■後藤明生『思い川』★ 講談社文庫
■赤瀬川原平『櫻画報大全』★ 新潮文庫

■フーコー『フーコー・コレクション1~6』(全6巻セット) ちくま学芸文庫
■ニーチェ『生成の無垢 上・下』★ ちくま学芸文庫
■デリダ『死を与える』★ ちくま学芸文庫
■ゴダール『』ゴダール 映画史(全)』 ちくま学芸文庫
■加賀乙彦『日本の10大小説』★ ちくま学芸文庫
■林尹夫『わがいのち月明に燃ゆ』★ ちくま文庫
■杉本秀太郎『洛中生息』★ ちくま文庫
■色川武大『唄えば天国ジャズソング』★ ちくま文庫
■アンデルスほか『ヒロシマわが罪と罰』★ ちくま文庫

■岡谷公二『郵便配達夫シュヴァルの理想宮』★ 河出文庫
■古井由吉『円陣を組む女たち』★ 中公文庫
■宇野鴻一郎『鯨神』★ 中公文庫
■山本明『カストリ雑誌研究』★ 中公文庫
■常盤新平『』アメリカの編集者たち』★ 新潮文庫
■ブルガーゴフ『巨匠とマルガリータ 上・下』 岩波文庫
■多木浩二『写真論集成』★ 岩波現代文庫
■東峰夫『オキナワの少年』★ 文春文庫
■三島由紀夫『黒蜥蜴』★ 学研M文庫
■松下竜一『狼煙を見よ』★ 教養文庫
■鶴見俊輔『期待と回想』★ 朝日文庫
■中平卓馬・篠山紀信『決闘写真論』★ 朝日文庫
■小島信夫『私の作家評伝』★ 潮文庫
■長田弘『私の二十世紀書店』★ 中公新書

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ほか多数

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2016年「第18回 不忍ブックストリート 一箱古本市」出品本の一部紹介(1)

5月3日(日)「第18回不忍ブックストリート 一箱古本市」、私ども<とみきち屋>根津教会に出店いたします。

昨年根津教会に出店された方から伺ったところによると、以前のように教会前での販売ではなく、教会内の中庭での販売だそうです。
<ほんやいっし~>さん<古書むしくい堂>さん、<野花>さん、<だるま書房>さん、<十八青年文庫>さん、<書肆 から羽>さんとご一緒させていただきます。

詳細はこちら→ http://sbs.yanesen.org/
店主一覧→ http://sbs.yanesen.org/?page_id=4154
しのばずくん便り→ http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/

2008年「秋も一箱古本市」に初参加以来、通算11回目の参加になります。(春は7年連続)
今年から棚のように何段も積み上げたり、箱の外に本や小物を並べることがNGになりましたので、残念ながら<とみきち屋>名物、ひしゃげたせんべい缶の積み重ねをご披露できません(笑)
例年以上に一度に展示できる本の数は制約されますが、いつもより頻繁に本の入れ替え、補充を行い、様々な工夫するつもりです。それでも限界がありますので、前半と後半では並べる本が、がらりと変わることは避けられません。出品本の質は落としませんので、お時間に余裕のある方は二度お越しいただければ幸いです。毎年10人以上の方に二度足を運んでいただいており、二度目のお買い上げの際には何らかのサービスをさせていただいております。

ウェザーニュースの予報では5月3日「曇り時々晴れ」となっていますので、雨は避けられそうです。
素敵な本や人との出会いが皆様に訪れることを祈りつつ、多くの方々のご来場をお待ちしております。是非おでかけください。

それでは、出品本の一部を紹介いたします。

【とみきち屋セット】

別名強引(無理やり)セットとも呼ばれております。14:00以降、ご希望があればバラ売りします。その際、セット価格より割高感が出る場合もございますのでご諒承ください。

<マッカラーズセット>

■マッカラーズ『夏の黄昏』(福武文庫) 絶版
■マッカラーズ『結婚式のメンバー』(新潮文庫) 村上春樹訳・新刊

『心は孤独な狩人』(新潮文庫)が出せれば云うことないのですが、2年前の一箱で出品して後、なかなか見つけられません。それで今回はこのセット。
新潮社の「村上柴田翻訳堂」はいい企画ですね。私たち世代の海外文学好きにとっては馴染の本もけっこうありますが、若い人はほとんど知らないのではないでしょうか。
私個人としては(復刊は別として)、両氏の新訳が今後楽しみでなりません。

<萩原朔太郎セット>

■『恋愛名歌集』(新潮文庫) 絶版
■『詩の原理』(新潮文庫)  絶版

古書店巡りをしていても『恋愛名歌集』は簡単には見つからないものだと思います。万葉集から新古今和歌集までの歌を取りあげ解説を加えた作品。朔太郎ファンならずとも一読の価値ありです。

<今東光セット>

■『極道辻説法』(集英社文庫)
■『毒舌 身の上相談』(集英社文庫)

東光和尚の毒舌全開、まさに痛快無比。若者に読んでもらいたいが、毒が強すぎるかもしれない。

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【単行本ほか】 書名直後に★があるのは絶版または品切れ

■山本義隆『私の1960年代』 金曜日
■草森紳一『その先は永代橋』 幻戯書房
■五味康祐『オーディオ巡礼』 音楽之友社
■荒川洋治『文芸時評という感想』 ★ 四月社
■鶴見俊輔『言い残しておくこと』 作品社
■斎藤環『ビブリオパイカ』 日本評論社
■深沢七郎『流浪の手記』★ 徳間書店
■柴田元幸『柴田元幸と9人の作家たち』(CD2枚付き) アルク
■シオラン『シオラン対談集』★ 法政大学出版局
■ナボコフ『記憶よ、語れ -自伝再訪』 作品社
■コシンスキ『ペインティッド・バード』 松籟社

ほか

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2015年「Sendai Book Market一箱古本市」出品本の一部紹介(2)

いよいよ明日6月6日(土)、「Sendai Book Market一箱古本市」開催です。
一番信頼しているウェザーマップ天気予報では、仙台の当日の天気に傘マークは無く曇り予報。降らないと信じています。
多くの皆様のご来場を心からお待ちしております。

「Sendai Book Market一箱古本市」の詳細はこちら→ http://bookbooksendai.com/
参加全60組の紹介もされています。
<とみき屋>は紹介その1の2番目に出ています。

それでは、出品本の一部紹介その2、文庫本ほかです。

その1(とみきち屋セット、単行本)はひとつ前の記事で書きましたので、そちらの方もご覧ください。→ http://ramble-in-books.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/bookbooksendai-.html

【 文庫本ほか 】 書名直後の★は絶版または品切れ

■野呂邦暢 『草のつるぎ・一滴の夏』★ 講談社文芸文庫
■森銑三 『新編 物いう小箱』★ 講談社文芸文庫
■大原富枝 『アブラハムの幕舎』★ 講談社文芸文庫
■杉本秀太郎 『伊東静雄』 講談社文芸文庫
■西脇順三郎  『ボードレールと私』★ 講談社文芸文庫
■和田芳恵 『新装版 一葉の日記』★ 講談社文芸文庫
■堀辰雄 『雉子日記』★ 講談社文芸文庫
■丸山圭三郎 『ソシュールを読む』 講談社学術文庫
■小山清 『落穂拾ひ・聖アンデルセン』★ 新潮文庫
■デリダ  『パピエ・マシン 上・下』 [2冊] ★ ちくま学芸文庫
■デリダ 『死を与える』★ ちくま学芸文庫
■バシュラール 『夢みる権利』★ ちくま学芸文庫
■ルカーチ 『小説の理論』★ ちくま学芸文庫
■中井久夫 『私の「本」の世界』 ちくま学芸文庫
■笠原和夫 『破滅の美学』★ ちくま文庫
■原口統三 『定本 二十歳のエチュード』★ ちくま文庫
■色川武大 『唄えば天国ジャズソング』★ ちくま文庫
■ホッケ 『迷宮としての世界 上・下』〔2冊〕 岩波文庫
■ドゥルーズ 『差異と反復 上・下』〔2冊〕河出文庫
■コジンスキー 『異端の鳥』★ 角川文庫
■古井由吉 『円陣を組む女たち』★ 中公文庫
■室生犀星 『我が愛する詩人の伝記』★ 中公文庫
■篠山紀信・中平卓馬 『決闘写真論』★ 朝日文庫
■奥浩平 『青春の墓標』★ 文春文庫
■深沢七郎 『盆栽老人とその周辺』★ 文春文庫
■木山捷平 『茶の木・去年今年』★ 旺文社文庫
■久生十蘭 『魔都』★ 朝日文芸文庫
■シムノン 『雪は汚れていた』★ ハヤカワ文庫

ほか

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仙台特別編
【とみきち屋 超お薦めクラシックCD】

一度聴いたら決して忘れられないほど魅力的で、美しい音楽を用意しました。
クラシック音楽に興味のない方でも、こういう音楽なら気に入ってもらえるのではないかと思います。
音は良くないですが、携帯用のCDウォークマンを持っていきますので、試聴できます。

■ビクトリア「エレミア哀歌」 ホーバン指揮 スクオラ・ディ・キエザ合唱団 廃盤・稀少

こんなにも美しく静謐な曲がこの世に存在したのかと、初めて聴いたときに思いました。

■フォーレ「レクイエムほか」 コルボ指揮 ローザンヌ声楽・器楽Ens.<2005年録音盤>

実演でも聴いたことのある大好きなコルボ指揮の録音は4種類持っていますが、これが一番気に入っています。そして、これまで30以上同曲の演奏を聴いてきましたが、今のところマイベスト1。

■R.シュトラウス「4つの最後の歌」 ヤノヴィッツ(s) カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニーo

この音楽を奏でるカラヤンは文句なく素晴らしい。ヤノヴィッツの歌声には陶酔。

■ヴィヴァルディ「ヴィオラ・ダモーレ協奏曲集」 イ・ムジチ合奏団 品切れ盤

ヴィヴァルディは「四季」だけ聴いてもその良さはわからないと思います。「ラ・チェトラ」と並ぶヴィヴァルディの名品。

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2015年「Sendai Book Market一箱古本市」出品本の一部紹介(1)

6月6日(土)に開催されるSendai Book Market一箱古本市 一箱古本市」<とみきち屋>も東京から参加いたします。東京以外での一箱は初経験のため、どんな本を出せばよいのか、値段はどうすればいいのか迷いましたが、不忍・一箱古本市、鬼子母神通り・みちくさ市でのスタイルそのままでいくことにします。

一箱に出るようになってから6年半。この間、自分が好きで何度も何度も出品してきた本や、お客様に喜んでいただいた本が結構入っています。東京でお馴染みの方々からすれば、「まだ出すのか」「あの時のね」などど思われかねませんが(笑)、仙台では初ですから惜しげもなく、いや、恥じらいもなく出品します。

Sendai Book Market一箱古本市」の詳細はこちら→ http://bookbooksendai.com/
参加全60組の紹介もされています。(6月3日現在40組の紹介)

仙台の多くの方々が楽しみにしていらっしゃると思う出張<わめぞ>。その<わめぞ>の古書現世・向井さんから、仙台の人たちの本への思いは熱く、東京では決して味わえないものがあると聞いています。

レインボーブックスさん、股旅同盟(散歩堂・駄々猫舎)さんなど知り合いの方々も参加されているので不安は全くありません。現体制での一箱古本市が最後となるのは残念ですが、どんな方の手にどの本がわたっていくのか楽しみでなりません。

きたない段ボールに、ひしゃげたせんべい缶などを使った店構えゆえ、美観ゼロですが、できる限り喜んでいただけそうな本を並べますので、是非お立ち寄りください。
みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げます。

それでは、出品本の一部を紹介いたします。

【とみきち屋セット】

別名強引(無理やり)セットとも呼ばれております。14:00以降、ご希望があればバラ売りします。その際、セット価格より割高感が出る場合もございますのでご諒承ください。 
※書名直後の★は絶版または品切れ

<五味康祐 音楽本セット>

■『五味康祐 音楽巡礼』(新潮文庫)★
■『五味康祐 オーディオ遍歴』(新潮文庫)★

<とみきち屋>番頭・風太郎のバイブル。「楽譜が読めない?それが何だ」と思わせてくれるほどに、音楽への愛に満ちた書。巷間絶大な評判を得ている演奏家であってもバッサリ斬り捨てるなど、過激なところもありますが、納得、共感できるところが多々あります。

<シモーヌ・ヴェイユ セット>

■『重力と恩寵』(ちくま学芸文庫)
■『工場日記』(ちくま学芸文庫)

時に、なぜこれほどまでに自分を追い込まねばならないのかと、読んでいて息苦しくなるほどですが、やはり畏敬の念を抱いてしまいます。この2冊も学生の頃から何度も読み、いつも手のとどくところに置いてあります。

<渡辺慧 セット>

■『生命と自由』(岩波新書)
■『認識とパタン』(岩波新書) 

正直に言うと、おそらく半分くらいしか私には理解できていないと思うのですが、35年以上も前にこのような理論を打ち立てていたことには驚きの一言です。4年前、ちくま学芸文庫で『知るということ 認識学序説』が出版されたことから推測するに、それなりの数の読者はいるのでしょうが、知らない方のほうが圧倒的に多いと思います。実際に気になる箇所を読んでみて、面白そうだと思っていただけたら、ご購入ください。(入手困難なため安価ではありませんが)

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【単行本ほか】 書名直後に★があるのは絶版または品切れ

■野呂邦暢 『夕暮の緑の光――野呂邦暢随筆選』 みすず書房
■林尹夫 『わがいのち明に燃ゆ』★ 筑摩叢書
■佐伯一麦 『とりどりの円を描く』 日本経済新聞出版社
■山田稔 『コーマルタン界隈』 編集工房ノア
■関口良雄 『昔日の客』 夏葉社
■梅津時比古 『日差しのなかのバッハ』★ 靑弓社
■バタイユ 『ニーチェの誘惑』★ 書肆山田
■橋口幸子 『珈琲とエクレアと詩人』  港の人
■野村秋介 『獄中十八年』★ 二十一世紀書院
■國分功一郎 『ドゥルーズの哲学原理』 岩波書店
■アドルノ 『不協和音』 平凡社ライブラリー
■伊達得夫 『詩人たち ユリイカ抄』 平凡社ライブラリー
■山田宏 『増補 友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌』★ 平凡社ライブラリー
ほか

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2015年「第17回不忍ブックストリート 一箱古本市」 御礼

5月3日(日)に開催されました「第17回不忍ブックストリート 一箱古本市」には多くの方々にご来場、ご購入いただきありがとうございました。また、この不忍の一箱を無償で支えている実行委員、助っ人の皆様、軒先を貸してくださった大家さんにも心より御礼申し上げます。

一昨年は大雨にもかかわらず、一箱を応援してくださる人たちが駆けつけ、例年の2、3倍も購入くださり、感激したことは今でも忘れられません。場所は今回と同じ特別養護老人ホーム谷中でした。その時のお一人で、毎年楽しみにしてご来店いただいていたHさんはすでに他界されています。(一日で20冊以上買っていただいたこともありました) 

一箱で親しくなった高校の先輩・黒岩比佐子さんも、もういません。そのことは寂しい限りです。

一方、一箱を通じて知り合った方がたくさんいます。多くのお客様と本を介して楽しくお話しできましたし、笑顔に接することもできました。ほんとうにいろいろなことがこの6年半の間にはありました。
参加する度、今年も出られてよかったと喜びを噛みしめるとともに、不忍の一箱の凄さを感じて来ました。10回目の参加となった今回、その思いを新たにしています。

あの暑い中、ひっきりなしに訪れるお客様の数、本にたいする思いに圧倒されました。
おかげで<とみきち屋>も、過去最高の売り上げ冊数、金額を達成することができました。
より多くの方々に喜んでいただきたいという思いで続けて来ましたが、正直驚いています。

・二日間開催が一日開催となり、毎年両日とも来られる方の予算が分散せず集中した。
・開催時間が一時間延び(午後5時まで)6時間になったので、当然来場するお客様は増える。
・同時に、時間に余裕を持って回れるので、2周される方も増えた。実際当店にも2度来られた方が何人もいました。中には3度の方も。
・午後に家を出てからでも、それほど慌てずに見て回れる。

そして、これは古本市では成功の大きな要因ですが、雨の心配が全く無かった。

また、<とみきち屋>の場合例年ですと翌年まで想定して出品本を選んでいますが、今回は5月17日(日)開催予定の「鬼子母神通り みちくさ市」と6月に参加予定の某一箱古本市用によけた本以外は惜しみなく出したことも、売り上げが一気に伸びた一因にはなったように思います。
(6月の出店が終わると、家の中の本も一気に寂しくなることでしょう)

それにしても、谷根千で開催される元祖一箱古本市、不忍ブックストリートの懐の深さをまじまじと実感しました。みちくさ市にもいえることですが、年々女性や若いお客さんが増えているのは、ほんとうに嬉しいことです。

昨年は結局書けずに終わってしまいましたが、今年は次回からエピソード集をUPしていこうと思っています。
その中で、去年も買っていただいた若い女性の方にも触れるつもりです。私どもに強烈な印象を刻んでいかれた方なので。

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