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2014年5月

第25回「 鬼子母神通り みちくさ市」出品本の一部紹介(2)

5月18日(日)11:00~16:00開催の第25回「 鬼子母神通り みちくさ市」
<とみきち屋>は出店します。出店場所は旧「花結び」向かい駐車場です。

当日、妻・とみきちは所用のため12:00までの参加となり、以降は私番頭・風太郎一人となりますので、途中何回か店を離れる時間帯もあるかと思います。ご容赦ください。帰店時間がわかるようにするつもりでおります。

出店場所、参加者紹介はこちら→ http://kmstreet.exblog.jp/18468637/#18468637_1

みちくさ市詳細→ http://kmstreet.exblog.jp/

では、出品本の一部紹介の続きです。

【単行本ほか】 書名後の※は絶版または品切れ本

■山田稔『別れの手続き』(みすず書房)
■太田順一『写真家 井上青龍の時代』(ブレーンセンター)
■栃折久美子『森有正先生のこと』(筑摩書房)※
■ジョージ・スタイナー『トルストイかドストエフスキーか』(白水社)※
■シオラン『四つ裂きの刑』(法政大学出版局)
■マルケス『愛その他の悪霊について』(新潮社)
■荒川洋治『読むので思う』(幻戯書房)
■長田弘『私の好きな孤独』(潮出版社)
■鶴見俊輔『読んだ本はどこへいったか』(潮出版社)
■川崎修『アレント 公共性の復権』(講談社)
■廣松渉『哲学者廣松渉の告白的回想録』(河出書房新社)※
■町田智浩『トラウマ恋愛映画入門』(集英社)
■『新潮社八十年小史』(新潮社)※
ほか

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【文庫本】  書名後の※は絶版または品切れ本

■森内俊雄『骨の火』(講談社文芸文庫)※
■田村泰次郎『肉体の悪魔 失われた男』(講談社文芸文庫)※  
■杉本秀太郎『半日半夜』 (講談社文芸文庫)※ 
■野々上慶一『高級な友情』(講談社文芸文庫)※
■岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』(講談社文庫)※
■濵田恂子『入門 近代日本思想史』(ちくま学芸文庫)
■ロラン・バルト『ロラン・バルト 中国旅行ノート』(ちくま学芸文庫)
■ハンナ・アーレント『人間の条件』(ちくま学芸文庫)
■バーセルミ『罪深き愉しみ』(サンリオSF文庫)※
■クローニン『城砦 上・下』 (新潮文庫)※
■古川緑波『ロッパの非食記』(ちくま文庫)※
■植草甚一『いつも夢中になったり飽きてしまったり』(ちくま文庫)
■高井有一『北の河』(文春文庫)※

ほか多数

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いつも通り、300円以下の本も多数用意して皆様のお越しをお待ちしております。

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第25回「 鬼子母神通り みちくさ市」出品本の一部紹介(1)

「不忍の一箱」が終わった途端に何だかんだと予定が詰まり、日々雑事に追われ、気が付けばもう目の前に「みちくさ市」開催日が迫っていました。出品本の一部紹介の最後は前日夜になるかもしれません。ご了承ください。

第25回「 鬼子母神通り みちくさ市 5月18日(日) 11:00~16:00

みちくさ市詳細→ http://kmstreet.exblog.jp/

<ときみち屋>は、旧「花結び」向かい駐車場に出店予定です。

出店場所、参加者紹介はこちら→ http://kmstreet.exblog.jp/18468637/#18468637_1

では、出品本の一部紹介です。

【特集】 心の闇・こころの病

以前からやりたかった特集。「自分は他人とかなり違うのではないか」「ひょっとしておかしいのではないか」と、思春期、青年期には誰もが一度は思うのではないでしょうか。
振り返ってみれば、その多くは若さゆえの歪んだ矜持の裏返しに過ぎなかったりするものではありますが。

私も例外ではなく、気になりだしてからかなりの書物を繙いたものです。
最初はお決まりの、フロイト「精神分析入門」「夢判断」あたりから入り、吉本隆明の影響もあり、クルト・シュナイダー、ビンスワンガー、ミンコフスキー、テレンバッハ、フーコーなどをおそらく半分も理解できないままに読み進め、更にはユング、クレッチマー、クレペリン、ヤスパース、ブランゲンブルク、レイン、サリヴァン、ラカンにまで手を伸ばし。しかし、専門としての研究対象ではなかったし、ほかにも読みたい本は山ほどあったために、ほとんどの本は手放してしまいました。田村書店に売りに行ったのは自分でも勇気があったものだと今でも思っています。

一方、日本人の著書は前記に比べれば幾分読みやすく、得心のいくものもけっこうありました。
それまで聞いたこともなかった『退却神経症』を著した笠原嘉は、『軽症うつ病』と共に目から鱗であったし、正統派とはいえぬ岸田秀の、「人間は本能が壊れている」という観点から説く唯幻論も話題になりはじめた頃には斬新な解釈に思えたものです。哲学との絡みで多くを読んだ木村敏はとても刺激に溢れていたし、まだ全く世間では名も知られていないころに出会った春日武彦も特異な視点に興味をそそられました。最近はちょっと多作なのが気になる名越康文も新作が出れば手にとってしまいす。この人の文章は人に寄り添い、温もりも感じられ、好感が持てるとともに、読みやすく、納得させられることが多い。

同工異曲が多いきらいがあるとはいえ、岡田尊司の「人格障害(パーソナリティ障害)」に関する著作には思わずを膝を叩き、あまりにも有名な細川貂々『ツレがうつになりまして』は「うつ」の認知度を一般の人々にも大いに高めた点で、評価されてしかるべきであると思っています。精神医学分野での正統派中井久夫も見逃せない。

最近では「新型うつ」など、病名はかなり広まってはいても、一般の者にはその実態がまだまだはっきりとは見えてこない病も多いですね。
「うつ」でさえまだまだ一部では単なるなまけと思われる風潮がなくならない中で、現代人が抱えるこころの病はますます複雑になっているように思えます。

読後気が晴れる様な類の本ではありませんが、「自分とは何か」「人間とはどういう生き物か」を考えるきっかけをつかめる、或いはヒントを得られるであろう本を80冊ほど揃えました。半数近くは1冊100円で提供いたします。

90歳の母が出品用に積んでおいた吉本隆明『心とは何か 心的現象論入門』を読みは始めたのにはびっくり。慌てて、自室の棚に収まっている本を代わりに渡す。
「難しいでしょ」と声をかけると「お腹の中にいる時から幼児にかけてはとっても大事な時期なんだねえ」と答える。栞を見たら80ページ近く読んでいる模様。理解できるか否かではなく、この興味の持てることを吸収したいという気持ちがすごい。ちなみに、最近読み終えた岸田秀『心はなぜ苦しむのか』は気に入ったようだ。

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「第16回 不忍ブックストリート 一箱古本市」 御礼

5月3日(土・祝)に開催されました「第16回不忍ブックストリート 一箱古本市」(2日目)にご来場いただいた皆様、本を購入いただいた皆様、そして、この不忍の一箱を無償で支えている実行委員の方々、助っ人の方々にも心より御礼申し上げます。

当日はうだるような暑さで、店主さん含め、みなさんさぞかしたいへんだったと思います。
私ども<とみきち屋>は戸野廣浩司記念劇場でしたので、冷房もあり、一日快適に過ごさせていただきました。道行く人を眺めたり、街の空気をじかに感じられる外もいいなと思うこともありましたが、あの暑さの中、ロートルコンビ<とみきち屋>は間違いなくヘロヘロになっていたと思いますので助かりました。

出店者は4箱と会場の大きさに比べ少数ではありましたが、雨に襲われた際、近くの3スポットの店主さんたち(11箱)の避難場所になるのを想定してのことなので、違和感はありませんでした。

ご一緒させていただいた<忘日舎>さん、<本合わせ-book matching game>さん、<こなつ堂>さん、楽しかったです。

<忘日舎>さんの箱は店主さんのこだわりがびしびし感じられ、いいなあと思いました。私が感銘を受けた本、印象に残っている本、薦めたいと思う本が何冊も並べられていて嬉しかったです。

<本合わせ-book matching game>さんは若い方々の集まりで眩しかったです。箱のコンセプトが斬新であるばかりか、ほんとうに本が、本を読むことが好きで、人に伝えたいという気持ちが伝わって来ました。なんと全冊完売!
リーダーと思われる若い女性の方には酒井潔『悪魔学大全』(学研M文庫)を購入いただき、正直驚きました。またお仲間の方々にも購入いただき感謝です。

<こなつ堂>さん、ナンダロウ賞受賞おめでとうございます!もっと箱の隅々まで注意深く拝見すればよかったと激しく後悔しています。古本通を唸らせるお宝があったんですね。
私と同じく、梅津時比古の本が好きというご主人に、最後まで残ってしまった『フェルメールの楽器』(毎日新聞社)を引きとっていただき胸が熱くなりました。こういう出会いがあるから、一箱はやみつきになってしまうのです。

店主をしていると他のスポットの箱がほとんど見れません。それだけに、当日の様子を教えていただけるのはほんとうにありがたいことです。

プレゼンターもされていた古本屋ツアー・イン・ジャパンさんが早速ブログに書いてくれています。
こちら→ http://furuhonya-tour.seesaa.net/article/396177649.html

あの暑さにも拘わらず、今回もまた、きっちり箱を見ながら全箱2度訪れるという超人ぶり。凄すぎます。当日はおつかれさまでした。
非売品ではありますが、当日<とみきち屋>自信の一品、LEDライトをお褒めいただき光栄です。

モンガ堂さんもリクエストしていましたが、ナンダロウさんの一箱まとめ(感想)は復活しないのだろうか……。楽しみにしている方は多いと思うのだけれど。

私の拙い感想というより当日のご報告は、いつものごとく、ぼちぼち書いていきます。いつ書き始め、書き終えられのかは、本人にもわかりませんが(笑)

<とみきち屋>の次回出店は、5月18日(日)開催、第25回「鬼子母神通り みちくさ市」になります。詳細はこちら→ http://kmstreet.exblog.jp/

一箱に参加された店主さんも多く出店されます。また、一箱には今回出れなかった、或いは「みちくさ市」にのみ出店されるすごい店主さんも出ますし、一箱とは違った趣を楽しめますので、ぜひお越しください。

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2014年「第16回不忍ブックストリート 一箱古本市」出品本の紹介(3)

5月3日(土・祝)に開催される「第16回不忍ブックストリート 一箱古本市」2日目も、いよいよ明後日に迫って来ました。当日は好天に恵まれそうでほっとしています。

<とみきち屋>戸野廣浩司記念劇場に出店いたします。

戸野廣浩司記念劇場さんは、よみせ通り沿い(道灌山通りにぶつかる手前)にありますが、階段を降りて地下に入ることになりますので、黄色い小さなのぼりを目印にしてください。お隣の「ビアパブイシイ」さんも同じく出店スポットになっています。また近くのスポットとしては、「リカーズのだや」さん(向い)、「コシヅカハム」さん(いずれもよみせ通り沿い)、本部も兼ねている「古書ほうろう」さん(不忍通り沿い)があります。

詳細はこちら→ http://sbs.yanesen.org/
店主一覧→ http://sbs.yanesen.org/?page_id=3529
MAP→ http://sbs.yanesen.org/?page_id=3623

スペースが限られているために、用意した本を同時に全部並べることはできません。随時追加補充、入れ替えを行うため、最初の2時間と最後の1時間では箱の様相がガラッと変わることがあります。お時間と体力に余裕があるようでしたら、ご再訪ください。思わぬ掘り出し物があるかもしれません。

それでは、出品本の一部紹介(最終回)です。

【 文庫本 】 書名直後の★は絶版または品切れ

いつもなら翌年の一箱も見据えストックしておくのですが、これまで以上に力を入れました。下記に挙げた以外に、やわらかいもの、新しいもの、話題のものも含め多数揃えますのでぜひご覧ください。

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■A.ケストラー『機械の中の幽霊』(ちくま学芸文庫)★
■フェーヴル/マルタン『書物の出現 上・下』(ちくま学芸文庫)★
■フーコー『フーコー・コレクション1~3』(ちくま学芸文庫)※バラ売りです
■槇文彦『記憶の形象 上・下』(ちくま学芸文庫)★
■『田中小実昌エッセイコレクション』[全6巻セット] (ちくま文庫)★
■日下三蔵編『日影丈吉集』(ちくま文庫)★
■東雅夫編『幻視の系譜』(ちくま文庫)
■井上究一郎『ガリマールの家』(ちくま文庫)★
■色川武大『唄えば天国ジャズソング』(ちくま文庫)★
■マッカラーズ『心は孤独な狩人』(新潮文庫)★

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■小山清『日々の麺麭・風貌』(講談社文芸文庫★)
■高見順『草のいのちを』(講談社文芸文庫)★
■中村光夫編『私小説名作選 上・下』((講談社文芸文庫)
■山城むつみ『文学のプログラム』(講談社文芸文庫)
■福原麟太郎『チャールズ・ラム伝』(講談社文芸文庫)★
■ラディゲ『ドルジェ伯の舞踏会』[堀口大學訳](講談社文芸文庫)★
■中村健之助『ドストエフスキー人物事典』(講談社学術文庫)
■古井由吉『円陣を組む女たち』(中公文庫)★
■井筒俊彦『ロシア的人間』(中公文庫)★

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■ヴィノグラードフ/クジミン『論理学入門』(青木文庫)文庫版は★
■ナボコフ『ロシア文学講義 上・下』(河出文庫)
■ドゥルーズ『差異と反復 上・下』(河出文庫)
■コルタサル『石蹴り遊び 上・下』(集英社文庫)★
■柄谷行人『トランスクリティーク』(岩波現代文庫)
■色川武大『小説 阿佐田哲也』(角川文庫)★
■深沢七郎『流浪の手記』(徳間文庫)★
■ゴンチャロフ『オブローモフ』[全3巻](岩波文庫)★ 

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ほか多数

多くの、素敵な本や人との出会いがみなさまに訪れることを願いつつ、
ご来場を心よりお待ちしております。

<とみきち屋> 店主 とみきち  番頭 風太郎

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