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2014年「第16回不忍ブックストリート 一箱古本市」出品本の紹介(1)

5月3日(土・祝)「第16回不忍ブックストリート 一箱古本市」、私ども<とみきち屋>は戸野廣浩司記念劇場に出店いたします。

<忘日舎>さん<本合わせ-book matching game>さん、<こなつ堂>さんとご一緒させていただきます。

詳細はこちら→ http://sbs.yanesen.org/
店主一覧→ http://sbs.yanesen.org/?page_id=3529
MAP→ http://sbs.yanesen.org/?page_id=3623

2008年「秋も一箱古本市」に初参加以来、通算9回目になります。(春は5年連続)
この不忍の一箱古本市も今年は記念すべき10周年を迎えました。店主プロフィールにも記したように、お客様をはじめ多くの方々への感謝の気持ちを込め、今の<とみきち屋>としてはベストと思われる品揃えで皆様のお越しをお待ちしております。
当日は谷根千に45の個性豊かな箱が12スポットに並びます。きっと素敵な本、お探しの本との出会いがあると思います。お散歩も満喫できるエリアとなっておりますので、おでかけください。

それでは、出品本の一部を紹介いたします。

【とみきち屋セット】

別名強引(無理やり)セットとも呼ばれております。14:00以降、ご希望があればバラ売りします。その際、セット価格より割高感が出る場合もございますのでご諒承ください。

<フルトヴェングラーセット>

■『フルトヴェングラー 時空を超えた不滅の指揮者』(音楽之友社)
■『人と芸術 フルトヴェングラー』(芸術現代社)

どちらも入手しにくい本です。フルトヴェングラー好きには多くの示唆に富んでいますし、資料としても役立ちます。

<山田太一セット>

■『文藝別冊 山田太一』(河出書房新社)
■『早春スケッチブック 上・下 』(新風舎文庫)

文藝別冊はよくまとめられており、山田太一ファンであれば十分堪能できます。
これに組み合わせるものとしては、大きな反響を生んだ『岸辺のアルバム』、或いは『ふぞろいの林檎たち』でもいいんですが、少し入手しにくい新風舎文庫版『早春スケッチブック』に。ドラマでは山崎努の演技が光っていました。

<山口百恵セット>

■平岡正明『山口百恵は菩薩である』(講談社文庫)
■『山口百恵大年鑑』(ケイブンシャ)

往年の百恵ファンでも食指が動かぬ、まさに強引セット。 出品者が遊んでいますね(笑)

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特集ではありませんが、この一年に他界した人の作品をいくつか、追悼の意味を込めて用意しました。

■森本哲郎『ことばへの旅 上・下』(PHP文庫)

森本哲郎のことを知らない方は多いのではないかと思います。私は当時ダイヤモンド社から出たこの本(全5巻)をむさぼるように読みました。古今東西の知者たちや書物の言葉が集められ、そこから思索をめぐらせる形になっています。このシリーズが、それまで、せいぜい基本中の基本の哲学か、流行の思想しか追うことのなかった私の目を啓いてくれました。
エピクロス、カント、ウィトゲンシュタインなどの哲学者も登場しますが、平易な言葉で語られているため決して難しくはないです。
大切なのは知識ではなく、自らの頭で考え、生きていくうえでの知恵を身につけること……
こんな当たり前ではあるが、容易にはできないことを考えさせてくれる本といえます。今回、とみきち屋番頭・風太郎一押しの作品です。(残念なことに品切れ状態です)

■ガルシア・マルケス『百年の孤独』(新潮社)■『青い犬の目』(福武文庫)

白と水色のシンプルな表紙、2段組み、小さな活字の『百年の孤独』を初めて読んだ時の衝撃は未だに忘れられません。神話と叙事詩が混交した世界にあふれる幻想性には圧倒されます。
『考える人 特集海外の長篇小説ベスト100』(2008年春号)において堂々の第一位に選ばれた傑作。
マルケスのほかにもラテンアメリカ文学関連の本を何冊か出します。

■大西巨人『神聖喜劇(全5巻)』(光文社文庫)■『未完結の問い』(作品社)

『神聖喜劇』は埴谷雄高『死霊』と並ぶ戦後の巨篇。主人公が人間離れした記憶力と強じんな論理的思考を駆使し軍隊という組織と戦うさまが、軍隊に内包する愚かしさ、冷酷さ、そして喜劇性をあぶりだしています。特異な戦争文学ですが、現代においても考えねばならない問題が詰まっているのではないでしょうか。

■連城三紀彦『夜よ鼠たちのために』(新潮文庫)

個人的には『戻り川心中』『変調二人羽織』『宵待草夜情』などの作品が好みですが、この『夜よ鼠たちのために』は入手しにくいようで、お探しの方がいらっしゃるのでは。
昨秋、<古書西荻モンガ堂>のミステリフェアで出品したところ、開催初日開店と同時に買われた方がいて、当日「もうありませんよね」とお尋ねになる方もいたようです。
背ヤケがきついですが、本文はキレイな状態です。

他には高橋たか子、安西水丸、諸井誠、コリン・ウィルソンなどの作品も出品します。

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次回は単行本・雑誌・新書の出品本紹介になります。

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