古書西荻 モンガ堂 「音楽CD・本まつり」に参加します
既に<古書 西荻モンガ堂>の貸し棚「古本倶楽部」に本を出している<とみきち屋>も今回のイベントに参加します。
第1回 モンガ堂 CD・音楽本まつり
期間:11月3日(祝・土)~11月18日(日)
*尚、期間中の水曜日は定休日となります。
モンガ堂にゆかりのある音楽好きなひと達が各各CD・音楽本を持ち寄り一棚に並べて販売します。 どんなジャンルのCD・音楽本が出てくるかは、お越しいただいてのお楽しみ!
[出店参加者]
*おとらのおと (板谷さん、tomblinさん、みずほさん、善哉さん、吉田さん、おとらのおとマスター、じろ吉さん、atsushiさん他)
*サウタージ (恭太さん、保光さん、やまがら文庫さん)
*カリプソ文庫さん
*モンゴさん
*由古堂+ロンドンピックさん
*市川ジンタ堂さん
*とみきち屋
<とみきち屋>はクラシック音楽ONLYの出品。「本 7:3 CD」の割合で60点ほど用意するつもりでいます。
他店は圧倒的にCDが多いと聞いていますので、当店だけ浮いてしまいそうですが、クラシック音楽に興味のある方は覗いてみてください。
それではいつものように、出品本・CDの一部を紹介します。
[BOOK] ★は品切れ本
■ドビュッシー『ドビュッシー書簡集1884-1918』[ルシュール編/笠羽映子訳](音楽之友社)★
■ベンジャミン・イヴリー『モーリス・ラヴェルーある生涯』(アルファベータ)★
■ジャンケレヴィッチ『音楽から沈黙へ フォーレ 言葉では言い表し得ないもの』(新評論)
■バレンボイム/サイード『音楽と社会』(みすず書房)
■奥波一秀『クナッパーツブッシュ』(みすず書房)
■梅津時比古『フェルメールの音』(東京書籍)★
■『考える人 特集クラシック音楽と本さえあれば』(新潮社)★
■『考える人 特集 続クラシック音楽と本さえあれば』(新潮社)★
■『ドビュッシー音楽論集』(岩波文庫)★
■宇野功芳『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α文庫)★
上記ほかに片山杜秀、吉田秀和、皆川達夫、五味康祐の著作など。
モンガ堂さんのクラシック関連本も一緒に並べる予定です。
[CD]
■ビクトリア『エレミア哀歌(聖週間聖務曲集)』
ホーンバン指揮 スクオラ・ディ・キエザ合唱団 (テイチクレコード))
■ラ・リュー『レクイエム「死者のためのミサ」』
ラヴィエ指揮 パリ・ポリフォニーク・アンサンブル (PHIRIPS)
いずれも中世・バロックの声楽曲を好む方ならご存知の名盤。
ビクトリアは昔LPで初めて聴いた時、からだが震えるほど感動し、畏敬の念を抱きました。以来、数えきれないほど繰り返し聴いている、私にとってかえがえのないアルバムです。
迂闊にもCD化されたことを知らず、在庫少の段階で多くの店舗を駆けずり回り(当時は)集めたものです。大切な人たちにこれまで10枚近く贈ったでしょうか。思い入れの強い盤です。
めったに中古市場にも出てこない廃盤なので、入手が極めて困難になっています。今回出品するかどうか相当迷いましたが、手元にまだ3枚残っていたので1枚だけ出します。
近年タリス・スコラーズによるが聖木曜、聖金曜、聖土曜のすべてを入れたCDが出て、申し分のないアルバムでしたが、何か違うと感じたものです。
ホーンバンのエレミア哀歌は聖木曜のみですし、洗練されていません。しかし、純朴な歌声には深い祈りが込められ、静謐な美しさを湛え、心の奥にまでに沁みわたってきます。比類のない音楽と云えるでしょう。
決して安価とはいえませんが、今回の出品するものの中では(本も含め)一番の、自信を持ってのお勧めです。
リューのレクイエムは抒情性溢れる、美しい演奏です。(これも廃盤)
上記ほかにラトルのブラームス交響曲全集[輸入盤](BPO)、カザルスのバッハ無伴奏チェロソナタ、シゲティのバッハ無伴奏Vnソナタ、シューリヒトのベートーヴェン「英雄」(フランス国立放送o)、小林研一郎チャイコフスキー「交響曲第5番」(アーネムpo)など。
皆様のお越しをお待ちしております。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント