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2012年11月

「第18回 鬼子母神通り みちくさ市」出品本の紹介(2)

前回に続き、「みちくさ市」、<とみきち屋>出品本を紹介します。

「第18回 鬼子母神通り みちくさ市」11月18日(日)11:00頃~16:00頃
※雨天の場合、23日(金・祝日)に順延(この日が雨の場合は中止)

細はこちら→ http://kmstreet.exblog.jp/

■黒岩比佐子 『パンとペン』(講談社)

今日11月17日は2年前に亡くなられた黒岩比佐子さんの命日になります。思えば、黒岩さんと知り合えたのも「みちくさ市」が縁といっても過言ではなく、同じ高校の一学年先輩と判ったのも私が「第3回みちくさ市」の記事を書いたのがきっかけでした。
もう2年なのか、まだ2年なのか、どちらとも云えないというのが正直なところです。
何故なら、こと黒岩さんに関しては未だに時間が止まったままだからです。

一人でも多くの方に黒岩さんの作品を読んでもらいたい。そんな思いから遺作を出品します。やはり手放す方は少ないのでしょう、古書店でもなかなか見つけられない本ですが、2か月ほど前偶然見つけることができました。

[単行本ほか]  ★は品切れまたは絶版

■木山捷平     『酔いざめ日記』(講談社)★
■古山高麗雄  『身世打鈴』(中央公論社)★
■古井由吉     『夜はいま』(福武書店)★
■種村季弘     『断片からの世界』(平凡社)
■井上究一郎  『アルチュール・ランボーの「美しき存在」』(筑摩書房)★
■若島正        『乱視読者の新冒険』(研究社)
■前田英樹     『在るものの魅惑』(現代思潮社)
■ノージック     『生の中の螺旋』(青土社)★
■クラフト・エヴィング商會 『おかしな本棚』(朝日新聞出版)
■『ユリイカ総特集 ヌーヴェル・ヴァーグ30年』(青土社)★

■『考える人 海外の長篇小説ベスト100』(新潮社)★

巻頭には16ページにわたる丸谷才一および池澤夏樹(12ページ)のロングインタビューが掲載されているだけでなく、魅力的な執筆陣による、なるほどと唸らせてくれる紹介が満載された充実の内容。既に品切れになっています。

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[文庫本ほか] ★は品切れまたは絶版

■上林暁      『白い屋形船 ブロンズの首』(講談社文芸文庫)★
■結城信一   『セザンヌの山 空の細道』(講談社文芸文庫)★
■ディケンズ  『リトル・ドリット1~4(全4冊)』(ちくま文庫)★
■渡部直己  『不敬文学論序説』(ちくま学芸文庫)★
■ファイヤアーベント  『知についての三つの会話』(ちくま学芸文庫)★
■ジジュク     『否定的なもののもとへの滞留』(ちくま学芸文庫)
■モラヴィア 『軽蔑』(角川文庫)★
■神西清      『灰色の眼の女』(中公文庫)★
■後藤明生   『吉野大夫』(中公文庫)★
■バシュラール   『科学的精神の形成』(平凡社ライブラリー)
■島崎藤村ほか 『大東京繁昌記 山手篇』(平凡社ライブラリー)★

■西脇順三郎『雑談の夜明け』(講談社学術文庫)★  ■三好達治『萩原朔太郎』(講談社文芸文庫)  ■小沢信男『東京骨灰紀行』(ちくま文庫)

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他、150円~300円の本を含め多数。

<とみきち屋>は「名取ふとん店横駐車場」に出店します。

明日は好天の予報となっていますが、気温が低そうですので、暖かい装いでお出かけください。皆様のお越しをお待ちしております。

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「第18回 鬼子母神通り みちくさ市」出品本の紹介(1)

<とみきち屋>は11月18日(日)に開催される「第18回 鬼子母神通り みちくさ市」に出店いたします。場所は「名取ふとん店横駐車場」。半年ぶりの参加となります。

当日は書肆紅屋さんと同じ場所ですし、(斜向かいにあたる)旧「花結び」向かい駐車場には、北方人さん、塩山さんの嫌気箱も出店されるので楽しみです。

詳細はこちら→ http://kmstreet.exblog.jp/

この「みちくさ市」、来年からは大幅にリニューアルされるとのこと。ということは今回がこれまでのスタイルによる最後の開催になるわけです。
プレ開催に始まり、第1回から第6回までは連続出店。その後、夏7月開催は体力的な問題もあって見送り、それ以外に何度か不参加もありましたが、振り返ってみれば13回目(プレ開催を含めると14回目)の参加になるとは、感慨深いものがあります。
既に1000冊の本が当店から旅立っていったでしょうか。
リニューアル前最後の開催に加え、今年は不忍の「秋も一箱古本市」が残念ながらお休みになってしまいましたので、できる限りいい本を持っていきたいと思っています。

それではいつものように出品本の一部を紹介してまいります。

■特集 <哲学・現代思想>入門

大好評だったのは「アウトサイダー、アウトロー、はぐれ者」のみで、あとはほとんどこけてきた<とみきち屋>の特集。節目の今回も、反応が薄いことを承知の上で敢行します(笑)
私が文学と並んでこれまで多く読んできたジャンルから入門編に絞って出品します。
9割近くダブりで所有している本の出品ですので、全54冊中35冊は200円以下(新書は一部を除き150円)と、お求めやすくなっています。

哲学を専門に学んではいない私のような者にとって、哲学者自身の難解な著書を読むのは相当骨が折れ、挫折を強いられることもしばしばありました。それだけに、良質な入門書、概説書がどれだけ役立ったことか。
今回の本の中には、もっと前に出版されていたらどれだけ助かっただろうかと思えるものも多くあります。
また、単独で読んでも様々な刺激に満ち、興味を掻き立てられ、未読の哲学書を読む気にさせてくれるものもあります。
気になる本があったら手にとってみてください。立ち読みだけでも大歓迎です。

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古書西荻 モンガ堂 「音楽CD・本まつり」に参加します

既に<古書 西荻モンガ堂>の貸し棚「古本倶楽部」に本を出している<とみきち屋>も今回のイベントに参加します。

第1回 モンガ堂 CD・音楽本まつり   

期間:11月3日(祝・土)~11月18日(日) 

*尚、期間中の水曜日は定休日となります。

モンガ堂にゆかりのある音楽好きなひと達が各各CD・音楽本を持ち寄り一棚に並べて販売します。 どんなジャンルのCD・音楽本が出てくるかは、お越しいただいてのお楽しみ!

[出店参加者]

  *おとらのおと (板谷さん、tomblinさん、みずほさん、善哉さん、吉田さん、おとらのおとマスター、じろ吉さん、atsushiさん他)
  *サウタージ  (恭太さん、保光さん、やまがら文庫さん)
  *カリプソ文庫さん
  
  *モンゴさん
  *由古堂+ロンドンピックさん
  *市川ジンタ堂さん
     *とみきち屋

<とみきち屋>はクラシック音楽ONLYの出品。「本 7:3 CD」の割合で60点ほど用意するつもりでいます。
他店は圧倒的にCDが多いと聞いていますので、当店だけ浮いてしまいそうですが、クラシック音楽に興味のある方は覗いてみてください。

それではいつものように、出品本・CDの一部を紹介します。

[BOOK] ★は品切れ本

■ドビュッシー『ドビュッシー書簡集1884-1918』[ルシュール編/笠羽映子訳](音楽之友社)★
■ベンジャミン・イヴリー『モーリス・ラヴェルーある生涯』(アルファベータ)★
■ジャンケレヴィッチ『音楽から沈黙へ フォーレ 言葉では言い表し得ないもの』(新評論)
■バレンボイム/サイード『音楽と社会』(みすず書房)
■奥波一秀『クナッパーツブッシュ』(みすず書房)
■梅津時比古『フェルメールの音』(東京書籍)★
■『考える人 特集クラシック音楽と本さえあれば』(新潮社)★
■『考える人 特集 続クラシック音楽と本さえあれば』(新潮社)★
■『ドビュッシー音楽論集』(岩波文庫)★
■宇野功芳『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α文庫)★

上記ほかに片山杜秀、吉田秀和、皆川達夫、五味康祐の著作など。
モンガ堂さんのクラシック関連本も一緒に並べる予定です。

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[CD]

■ビクトリア『エレミア哀歌(聖週間聖務曲集)』
 ホーンバン指揮 スクオラ・ディ・キエザ合唱団 (テイチクレコード))

■ラ・リュー『レクイエム「死者のためのミサ」』
 ラヴィエ指揮 パリ・ポリフォニーク・アンサンブル (PHIRIPS)

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いずれも中世・バロックの声楽曲を好む方ならご存知の名盤。

ビクトリアは昔LPで初めて聴いた時、からだが震えるほど感動し、畏敬の念を抱きました。以来、数えきれないほど繰り返し聴いている、私にとってかえがえのないアルバムです。
迂闊にもCD化されたことを知らず、在庫少の段階で多くの店舗を駆けずり回り(当時は)集めたものです。大切な人たちにこれまで10枚近く贈ったでしょうか。思い入れの強い盤です。

めったに中古市場にも出てこない廃盤なので、入手が極めて困難になっています。今回出品するかどうか相当迷いましたが、手元にまだ3枚残っていたので1枚だけ出します。

近年タリス・スコラーズによるが聖木曜、聖金曜、聖土曜のすべてを入れたCDが出て、申し分のないアルバムでしたが、何か違うと感じたものです。

ホーンバンのエレミア哀歌は聖木曜のみですし、洗練されていません。しかし、純朴な歌声には深い祈りが込められ、静謐な美しさを湛え、心の奥にまでに沁みわたってきます。比類のない音楽と云えるでしょう。

決して安価とはいえませんが、今回の出品するものの中では(本も含め)一番の、自信を持ってのお勧めです。

リューのレクイエムは抒情性溢れる、美しい演奏です。(これも廃盤)

上記ほかにラトルのブラームス交響曲全集[輸入盤](BPO)、カザルスのバッハ無伴奏チェロソナタ、シゲティのバッハ無伴奏Vnソナタ、シューリヒトのベートーヴェン「英雄」(フランス国立放送o)、小林研一郎チャイコフスキー「交響曲第5番」(アーネムpo)など。

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皆様のお越しをお待ちしております。

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