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2011年春「第12回一箱古本市」出品本の紹介(1)

2年前の春の一箱古本市で、「本を1冊1冊考えて選んでいる」と云っていただいたことは、これからも決して忘れないと思います。
思いを汲み取ってくれる方がいるのだなと嬉しくてなりませんでした。
賞をくださったその方には昨春もお越しいただき、短い時間ながらお話もできました。時が止まったような不思議な感覚は今も残っています。
なのに、この春はもうお会いすることも叶いません。
昨年の11月、黒岩(比佐子)さんは他界されてしまいました。

変わらずにいたいと思います。
<とみきち屋>だと、遙か遠くからでも気付いてもらえるように。

<とみきち屋>4月30日(土)「第12回不忍ブックストリート 一箱古本市」に出店します。
場所は根津教会(http://www15.ocn.ne.jp/~nzc/)です。

不忍ブックストリート 公式HP http://sbs.yanesen.org/ 

昨秋は理由あって参加申し込みを断念しましたが、既に一箱用に揃えておいた本の大半は処分せずに残しておきました。そこに新たな本を加えましたので昨春以上の品揃えになったのではないかと思っています。
気分転換に覗くだけでも構いませんので、お時間の許す方はお越し下さい。お待ちしております。

〔 特集 手記・遺稿集 〕

■原口統三『完本 二十歳のエチュード』(ちくま文庫)
■奧浩平『青春の墓標』(文春文庫)
■樺美智子『人しれず微笑まん』(三一新書)
■林尹夫『わが命月明に燃ゆ』(ちくま文庫)
■金子ふみ子『何が私をこうさせたか』(春秋社)
■野村秋介『獄中十八年』(二一世紀書院)

上記ほかに、岸上大作、山崎政明、大宅歩、高野悦子などの本を加え、計15冊ほど出品します。
今この時にこんな重い内容の本をと思われるかも知れませんが、前々からやりたかった特集なので敢行します。どれも思い入れの強い本ばかりです。

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〔 とみきち屋セット 〕

中平卓馬セット

■ADIEU A X 〔アデュウ ア エックス〕新装版 (河出書房新社)
■『決闘写真論』(朝日文庫) 

品切れの写真集と評論をセットにしました。

村山槐多セット

■『村山槐多耽美怪奇全集』(学研M文庫)
■『槐多の歌へる 村山槐多詩文集』(講談社学芸文庫)

耽美怪奇全集の方は、鬼才、多才槐多の面目躍如といったところでしょうか。22歳の夭折が惜しまれます。

佐藤泰志セット

■『佐藤泰志作品集』(クレイン)
  付録として『佐藤泰志追想集 きみの鳥はうたえる』を付けます。

説明は不要かと。

霧山徳爾新書セット

■『人間の限界』(岩波新書)
■『人間の詩と真実』(中公新書)

フランクル『夜と霧』(みすず書房)の訳者としても有名な霧山徳爾。新書でよくこれだけの内容を盛り込めたと思います。とにかくその該博な知識に裏打ちされた縦横無尽の表現に圧倒されます。

荒巻義雄(徳間文庫)セット

■ 『柔らかい時計 ■『神聖代』

荒巻義雄といえば、空前のスケールで描かれた『紺碧の艦隊』『旭日の艦隊』シリーズですが、1970年代のSFは静謐な筆致で、思索に富んだ幻想世界が描かれており、魅力的です。

上記ほかに、エックハルト(講談社学術文庫)セット、島尾敏雄・ミホ夫婦セットを用意します。

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コメント

冒頭、ちょっと泣きそうになりました。

30日、古書ほうろうで助っ人午前班の仕事を終えてから、順番に廻って根津教会まで参ります。
私が行く頃にはスカスカでしょうが、久しぶりにお会いできることと、とみきち屋の一箱、楽しみにしております。

投稿: 駄々猫 | 2011年4月29日 (金曜日) 00:15

助っ人おつかれさまです。
私は今年、何の役にも立てず心苦しく思っています。

それにしてもパワー全開ですね。
駄々猫さんのブログを読んでいますが、目が回ってしまいそうです。倒れたりしないよう気をつけてくださいね。

30日お会いできるのを楽しみにしています。
昨秋不参加で出せなかった分も持っていきますので、平均単価も上がってしまい、かなりの数持ち帰ることになるかもしれません。減らすご協力お願いします(笑)

投稿: 風太郎 | 2011年4月29日 (金曜日) 03:42

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