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季節はずれの冬眠

二ヶ月間冬眠していました。
突然言葉が出なくなってしまったのです。

3月から5月にかけての二ヶ月間で古本市3回参加。助っ人も体験。
燃え尽き症候群?
確かに疲れ、反動はありましたが、それが要因ではありません。

PCに向かって思いを巡らせ、10分、20分、30分…。
キーボードに置いた指が全く動いてくれない。
2日、3日、4日…。
やはりダメだ。好転してくれる兆しすらない。
せめて、コメントをいただいたお二人への返事だけでも―と思えば思うほど焦りが募り、
固まってしまう。

すと~んと、深い穴に落ちてしまいました。
加えて失語症。

返事も、一箱の最終回も、みちくさ市のレポートも書き終えてはいないけれど、
「もうお手上げ」と観念。
年に何回かは穴に落ち込むが、今度のは数年振りの重症。
他人事のように
どうぞお好きにと黙りを決め込む。
その後は、自律神経めためたにされ、睡眠障害、不定愁訴のオンパレード。
普段の生活と仕事をこなすだけで汲々といった、なんとも情けない状況にどっぷり浸かってしまいました。ある種、気質的な病のようなものと云えばいいのでしょうか。

もがけばもがくだけ更に深みにはまる蟻地獄なら、じっとしているしかない。
意識して外の情報をシャットアウトしたわけではないのだが、
気がつけば妻のブログさえ1週間、10日と見ていなかった。

では何をしていたか。
始めの一ヶ月間、激しい腰痛に襲われるまでは、ひたすら整理した本を売っていました。その数500冊ほど。
古本買いは地元馴染みの古書店と、習慣化した仕事帰り、閉店時間前の地元ブックオフへ。
ただし、古本市のことはできる限り頭から追い出して、自分が欲しい、読みたい本を中心に。
今回の冬眠中、不思議と本だけはかなり読めました。

先般の、黒岩比佐子さんの『古書の森 逍遥-明治・大正・昭和の愛しき雑書たち』(工作舎)発刊記念スペシャルトークショーを聞きに行くまで、身内、仕事関連以外で会った相手は友人一人のみ。そういえば、メールも交わしていない。

黒岩さんとお話した際、これをきっかけにまたブログ再開しようと思いますと云いながら、その後一ヶ月近く経ってしまった…。

土曜日に思い切って「みちくさ市」に足を運び、古本を取り巻く世界に触れ、ようやく言葉が戻って来ました。
ブログ、再開します。

最後になりましたが、朝霞書林さん、jindongさん。
コメントを頂戴しながらご返事できず今日に至ったこと、心からお詫び申し上げます。

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コメント

休暇が明けましたか。待ってましたよー。熊だったなんて知りませんでしたけど。

投稿: mattemashita | 2010年7月26日 (月曜日) 20:00

精力的に活動されていたのにどうされたのだろう。。。と思っておりましたが、ブログを拝見してひと安心です。またどちらかでお会いできる事を楽しみにしております。
しかし、本が読めない毎日であります。本を買わないか休みの日に出かけないか。どちらも出来そうにありません。墓場に本を持っていくわけにも行かないですし、どなんしょ。。。という日常であります。
暑いです。風太郎様もどうかご自愛下さい。

投稿: odainodozo | 2010年7月27日 (火曜日) 12:59

冬眠いいじゃないですか。尾崎一雄。私も自分のブログに何か書きます。

雑司が谷は私も行きましたが、灼熱にあおられて頭がぼーっとしてました。私の好みの品もあまりなく、紅屋さんところで何冊か買えたくらい。

気楽に行きましょう。ブログなんか書かなくていいんですよ。

投稿: jindong | 2010年7月28日 (水曜日) 10:58

ちょっと舌足らずな書き方だったかもしれません。
>ブログなんか書かなくていい
とは、「貴兄はブログを書くべきではない・書いてはならない」ではなく、「貴兄がブログを"読者への義務"に近しいものと心得ているのであれば、そう考える必要はない・自由に休んだり辞めたりまた始めたりしてかまわない」の意であります。

投稿: jindong | 2010年7月28日 (水曜日) 15:40

>mattemashitaさま

休暇ならぬ無断欠席ですね。
待っていただいたなんて、ありがたく思います。
思い返すと、十代後半から熊と化すように…。最初は着ぐるみかぶる程度でしたが、徐々に本物の熊へと成長していったような(笑)
自分が熊とわからず、凶暴になって周囲に害を及ぼすよりは、大人しく冬眠している方がいいとも云えますね(笑)。
のんびり書いていきます。


>odainodozoさま

いきなりの長期にわたる沈黙、ご心配かけしました。
コメント嬉しく思います。
「本を買わない」のは私も無理ですが、出かけないのはどちらかと云えば得意です。
冬眠癖を少しばかり変えてみようかと思い立ったのが、古本市に参加するきっかけでもありました。飯より好きな本のことゆえ、さほど抵抗もなく入って行け、今では楽しませてもらっています。
dozoさんはじめ、魅力ある方々に出逢うこともできました。
ただ、自分のキャパを考えないところが、なんともお恥ずかしい限りで(笑)
おっしゃるとおり、本を墓場にまで持っては行けないと分かっていながら、どうにもならない。
これは、もう病気ですね(笑)
またお会いできるのを楽しみにしております。


>jindongさま

コメントありがとうございます。ご丁寧に追加コメントまでいただき恐縮です。
もし仮に最初のコメントだけであっても、jindongさんの温かいお気持ち、間違いなく伝わっていたと思います。ブログを拝見し、確信に変わりました。

薄々感じてはいました。ちょっと無理しているな、と。
義務感はないのですが、ほんとうに書きたいことは他にもあるのではないか?
当たり障りのない、或いは全方向への書き方(特に古本市レポート)に、時折違和感を覚えたりもしました。
ダメだなと思ったら休みながら、肩の力を抜いて、もう少し好きなように書いていきます。
書けることから。

励みになりました。ありがとうございます。

投稿: 風太郎 | 2010年7月30日 (金曜日) 02:17

お元気になられて本当によかったです。
そこで、更に元気になれる話題を提供!

9月12日(日)13:00から母校でF先生の『恩師の最終講義』(平家物語)があります。奥様とご一緒にいかがですか?

投稿: mayumi | 2010年7月31日 (土曜日) 20:58

>mayumiさま

生まれ持った気質はいかんともし難いとはいえ、何の前ぶれも、告知もなく二ヶ月にわたる沈黙、ご心配かけました。

情報ありがとうございます。
実はF先生の授業を、私は受けたことがないのです。噂ではいろいろ聞いていましたが。
200字にまとめる課題の厳しさで、大勢が苦しんだようですね(笑)

それでも、授業やF氏への批判は耳にしたことがなく、皆一様に懐かしそうに語るのですから、きっと充実していたのでしょうね。

残念ながら、二人とも予定が入っていて、行けそうにありません。mayumiさんが聴講されるのなら、何かの折、当日の様子を聞かせてください。

秋には古本市に復帰したいと思っています。よかったらまた遊びに来てくださいね。

投稿: 風太郎 | 2010年8月 3日 (火曜日) 02:34

芸大でも不調を訴える学生に三木成夫先生は「生物学では人間に冬眠がないと証明されてはいないのじゃ。眠りたいだけ眠りなさい。」と保建センターで声をかけていらっしゃいました。また、お会いする日を楽しみにしております。

投稿: 朝霞書林 | 2010年8月 6日 (金曜日) 15:05

>朝霞書林さま

コメントありがとうございます。

「眠りたいだけ眠りなさい」…心の奥深くまで染みて来ます。
もしかしたら、自分の中からも、その言葉が発せられていたのかもしれませんが、聞こえませんでした。

まだまとめて眠れるには至っておりませんが、休日は一人であちこち出かけています。

私も、お会いできるのを楽しみにしております。
三木さんのお話、是非聞かせてください。

投稿: 風太郎 | 2010年8月 8日 (日曜日) 07:03

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