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2009「秋も一箱古本市」出品本の紹介(2)

ようやく出品本の選定を終える。満足度は70%といったところ。一日の古本市で100%など所詮無理。では何故70か。出られるかどうかもわからない来春の一箱用に、50冊近い本を別の箱にしまい込んだからです。こうなるともう、病気ですね(笑)。

今回は前回の春(120冊)よりもさらに増やし、随時補充するつもり。増やした分は、200~300円の価格帯で出品します。また、一度出品したことのある本の多くは値を下げて。よってこの価格帯は春の約3倍の数になるでしょうか。そのかわり、びっしり2段に積み重ねますので、ちょっと見づらくなりますがご了承ください。

それでは、出品本の紹介続編です。

■野呂邦暢『愛についてのデッサン』(角川書店・初版)
■野呂邦暢・長谷川修『往復書簡集』(葦書房)
■ガッサン・カナファーニー『ハイファに戻って 太陽の男』(河出書房新社)

3冊ともこの一年間で、自分の蔵書用として2冊目を入手できたので、出品します。カナファーニーは荒川洋治推薦の書。二十一世紀に読み継ぎたい十冊の本の一冊として挙げていました。

カナファーニーは「戦争」と戦い、三十六歳で暗殺されたパレスチナの作家。夢のように悲しく美しいものを残した。文学のもっているもの、そして期待のすべてがこの作品のなかにある。 『文学が好き』(旬報社)

さて、その荒川洋治。今回もまた出品します。

■荒川洋治『文学が好き』(旬報社)

巻末近くに掲載されている「一年一作百年百篇-一九九〇~一九九九」が曲者。これを読んだがために、いったい何冊の本を買うはめになったことか(笑)。いまだに入手できない作品も多い。

■荒川洋治『読んだような気持ち』(ベネッセ・コーポレーション)

レアな部類に入ると思います。廉価での出品はできませんので、手にとってご覧いただくだけでも。荒川ファン<とみきち屋>の、今回の看板。滋味ですね(笑)。

■アンヌ・フィリップ『ためいきの時 若き夫ジェラール・フィリップの死』(ちくま文庫)

36歳の若さで亡くなったジェラール・フィリップ。その未亡人による(夫への)鎮魂の書。解説でも触れられているが、「この"わたくしたち"は、あなたプラスわたしではないもの、生まれつつあるもの、わたくしたちを超え、わたくしたちを包含すべきものだった」というアンヌの言葉が二人の在り方を象徴している。

■伊藤勝彦『天地有情の哲学 大森荘蔵と森有正』(ちくま学芸文庫)

人類の知的遺産シリーズでパスカルを執筆した著者。この本初版のみで部数が少なく、購入者も手放なさないのか(わからないのだけれど)、ネットも含めあまり見かけない。読後9年も経過している古本ですが、定価ぐらいで出してみます。

ブログで紹介させていただいた以外にもいろいろ出品します。蜷川幸雄、佐伯一麦、古井由吉、蓮実重彦、室生犀星などなど。

開催当日は晴れそうですが、まもなく上陸しそうな巨大台風の被害が心配されます。みなさま、お気をつけください。

私ども<とみきち屋>は、アートスペースゲントさんに出店します。

『秋も一箱古本市』 10月10日(土)開催予定 11:00~16:30
 (http://d.hatena.ne.jp/seishubu/

チラシ http://d.hatena.ne.jp/seishubu/20090924#p1
出店者一覧 http://sbs.yanesen.org/projects/sbs/wiki#店主一覧

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