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2009年7月

「第2回みちくさ市」エピソード2 おじいちゃままで魅了する村上春樹?

今回は一般のお客様の話を中心に。

■ 斉藤政喜・内澤旬子『東方見便録』(文春文庫)

最初にお買い上げいただいた本。イラストを描いているのは、『世界屠畜紀行』(解放出版社)で一躍脚光を浴びた、内澤旬子さん。内澤さんは、一箱古本市の創始者でもある南陀楼綾繁(ナンダロウアヤシゲ)さんの奥様。この本、前回単行本で出品した際には残ってしまったのに、今回は開店と同時に売れた。やはり文庫本の威力か?

■ 星野徹『詩とは何か-試論の歴史』(思潮社)
■ 鈴木晶『フロイト以後』(講談社現代新書)
■ 高橋昌一郎『ゲーデルの哲学』(講談社現代新書)ほか計5冊

古本市ではとみに有名で、当店最強のお馴染みさんとなっていただいたHさんが汗びっしょりでご来店。すでにビニール袋いっぱいの本を手にしていらっしゃる。ご挨拶後はいつものように集中して本を選んでいただく。お気に召したものがあるだろうかと緊張。こちらの緊張をよそに、は、はやい!複数の箱からぱっぱっと抜き取られ、重ねていかれる。均一料金でない箱の本は値段も確認されずに。<とみきち屋>なら「みちくさ市」で、この本はこれくらい(の値段)と見当をつけていらっしゃるのだろうか…。であるなら、嬉しい限り。あっと言う間に5冊購入いただく。
会計時、「5万円札でお釣りありますか?」と千円札を2枚出されたので、「お釣りはチップとして頂戴してよろしいですか?」とお答えする(笑)。素敵な方だ。
「何でしたら、廻って来られる間お荷物お預かりしておきますが」と声をかけるものの、「いやあ…今日は戻って来れないかもしれないので…。すみません」とHさん。「すみません」とお客様に言わせてしまう<とみきち屋>とはどんな店? 検問所か(笑)
見え透いた作戦失敗。2回目にご来店いただいた時にはいつも追加で買ってくださるのだが、見破られたか(笑)。「暑いのでお気をつけて」とお見送りする。

■ ガルシア・マルケス『悪い時 他9篇』(新潮社)700円
■ 楠見朋彦『塚本邦雄の青春』(ウェッジ文庫)350円
■ 永井均『ウィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書)150円

前回のみちくさ市で『レヴィナス・コレクション』(ちくま学芸文庫)、吉田健一『シェイクスピア』(新潮文庫)、ルソーの本他4冊ご購入いただいた若い男性にお越しいただく。 この方とは読書傾向が似ていると思えるので、どんな本に興味を示されるのか気になって仕方がない。まずガルシア・マルケスを手にとられる。
<う~~ん、ツボだ>
迷っているようにも見えたのでハラハラ。
<あなたのための本ですよ>などと、おかしな事をひとりごちる。
「安いですね。この値段ではなかなか手に入れられませんよね」と言っていただき、安堵。
結局3冊購入いただく。お会いできるのが楽しみなお客様がまた一人増えて、嬉しい。

■ 鶴見俊輔『テレビのある風景』(マドラ出版)600円

知的な雰囲気の年輩男性。その手には20ページ以上あると思われる探求本リストが。1ページに50タイトルは載っている。書籍JANコードを読み込むソフトを利用され、バーコードのない古い本は手入力で作成されていると伺う。この方のすごいのは、今回持って来られたリストは「マスコミ分野」のみというところ。私が普段持ち歩いているリストなどA4ペラ1枚。しかも複数巻セットのどの巻が欠けているかを確認する際に目を通す程度。

■ 山田風太郎『戦中派不戦日記』(講談社文庫)『戦中派虫けら日記』(ちくま文庫)
■ 紅野謙介『書物の近代』(ちくま学芸文庫)

体格のいい早稲田大学仏文科の学生さんが購入。フランス文学という専門性に囚われず、この手の本を読もうとしている青年に出会えるのは嬉しい。来店時手にしていたビニール袋が既にパンパンに膨らんでいて、本の角が折れているように見えたので、大きめの紙袋を提供。許可を得て、本が縦にならず、角が折れないように入れ替えさせてもらう。その際購入済みの本のタイトルがちらっと見えたのだが、ジャンルも広範囲にわたっていた。本好きなんだなあと感心。とても丁寧な言葉遣いにも好感が持てました。

■ 高橋和巳『邪宗門 上・下』(朝日文庫)1,200円

中年男性の方がすっとやって来られて、ぱっと手にとり、そのまま差し出された。「これもらうよ」と言わんばかりの狙い打ち。会話はなし。でも、すかっとした。
現在品切れで入手しにくい(特に下巻)とはいえ、今時高橋和巳の作品を手にとってもらえるか、正直自信はなかったが一度試してみたかった。それが許されるのも古本市のいいところ。誰に制約されるわけでもないから、気になる本を出品しお客様の反応をじかに確かめられる。思い入れが強すぎると残った時のダメージも大きいが(笑)。

■ 高橋たか子『没落風景』(新潮文庫)ほか3冊

私ども<とみきち屋>は「一箱古本市」に2回、「みちくさ市」にはプレ開催含め今回で3回、計5回目の古本市参加となるが、そのうち4回お越しいだくたくことになったお客様がご購入。その都度買っていただいているので、ありがたいことです。
山川方夫『愛のごとく』『海岸公園』(新潮文庫)を目に留めると、いつもの笑顔でじっと見ていらっしゃる。「3週間ほど前に1冊手に入れたんですよね~」。う~ん、困った。この2冊<とみきち屋>強引セットとしてブログでお知らせした商品。時間からしてバラ売りするには早すぎる。かといって当店にとって、すでに大事な常連さんとも言える。どうしたものかと悩んでいたら、「ああ、気にしないで。これは2冊セットの方がいいですよ。誰か欲しい方がいるだろうから」と言っていただく。
その後いったん他の店を廻られ戻って来られたのだが、不思議なことに丁度別の方にこの2冊セットお買い上げいただく時だった。少し離れたたところから「売れましたね~」とにっこり微笑んでくださる。その上、北原武夫の本を追加購入していただく。何だが胸が熱くなった。またお会いしたい。

■ 加藤典洋『村上春樹イエローページ1・2』(幻冬舎文庫)400円→200円
■ 『鼠の心 村上春樹の研究読本』(北栄社) 300円→100円

閉店間際、地元の方かなあと思われるおじいちゃまがご来店。「なかなか村上春樹の本見つけられないんだよな~。これ2冊で200円?」と、村上春樹イエローページ1・2』を手にされて訊かれる。(1冊200円で出品していた)
<この「みちくさ市」でもどこかで売っていたと思うけれど、こんな時間だからもう無かったのかな。これは村上春樹自身の本ではないんだけどな。どうしようか…>と一瞬考え、
「1冊200円ですが2冊200円でけっこうです。でも、この本は村上春樹について書かれた本ですがかまいませんか?」とお尋ねすると、
「200円でいいのかい。助かるなあ。言ってみるもんだね」
せっかくだからと思って『鼠の心 村上春樹の研究読本』もご紹介。ぱらぱらと中身をご覧になり、お気に召したご様子。
「100円でいかがですか?」
「じゃあ、もらおうかな」と満面の笑み。
「いつもやっているの?」
「約2ヶ月に1回の割合で開催予定です」
「そうなんだ。いいねえ、こういうの」

おじいちゃままで魅了するなんて、今や村上春樹は国民的作家?

と言いながら私は未読。馴染みの古書店なら半年も経てば店頭に出て来るのだから慌てる必要は全くない。(既に1セット買い取り、店に出したら3時間で売れたらしい) すぐに読みたいと思える作家ではないし、とりあえず読んだら売ってしまうのは目に見えている。我が家には『ノルウェイの森』を最後に村上春樹の単行本は一冊もない。ブックオフあたりで105円になった頃文庫で買い直すことはあっても結局再読せずにそのまま埃をかぶってしまっている。作品によっては文庫になってから初めて読むこともある。ストーリーテラーとして圧倒的な力量を持つ世界的な作家であることと、作品が、その言葉が自分の心の奥深くまで届いてくるかどうかは別。村上春樹ファンには怒られそうだ(笑)。いけない。村上春樹の話をする場ではないのに脱線してしまった。

相変わらず当店は女性のお客様が少ない(泣)。今回も購入いただけたのはわずか10人。そのうち顔見知りの方が4人。少なすぎると、愕然。でも、それだけに、お買い上げいただいた方々には感謝、感謝です。
参考にはならないかと思いますが、著者名で言うと、武田百合子、米原万里、村田喜代子、寺山修司、内田樹、立川談志、鹿島茂、高橋竹山など。私自身意外だったのは、お隣に出店された「スプーン文庫」さんのお知り合いの方(?)に購入いただいた、永野潤『図解雑学 サルトル』(ナツメ社)。哲学関連の本を女性のお客様に買っていただくことなどめったにないので印象に残っています。

今回<とみきち屋>の売上げ冊数は76冊。
<古本 寝床や>さんの表現を使わせていただくと、打率4割2分。厳しい~(汗)。持ち込んだ本も多過ぎたようだ。新書は40冊用意して売れたのは18冊。やはり新書は難しい。

ちなみに5月の「一箱古本市」は85冊の売上げで、冊数では9冊しか違わないのに、打率は7割8分。1冊単価では180円も高かった。
今回のラインアップは魅力を欠いたのか…。もっと考えなければ。

次回(最終回)は、<わめぞ>の方々や出店者、顔見知りの方々とのエピソード。

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「第2回みちくさ市」エピソード1 黒岩比佐子さん、岡崎武志さん

当日は予報に反し、陽射しが強く照りつける快晴。長く外にいると熱中症にはならないまでも、ぼうっとなってしまいそうな暑さの中、足をお運びくださった多くのお客さま、ありがとうございました。また炎天下運営面で動き回り、いろいろ心を砕いていただいた<わめぞ>のスタッフの方々、そして参加された店主の方々、お疲れさまでした。

「とみきち屋」恒例となった、古本市参加後のエピソード集、始めます。

黒岩比佐子さん
5月の「一箱古本市」で運に恵まれ「黒岩比佐子賞」を頂戴したのだが、そのプレゼンター・黒岩さんご本人にお越しいただく。みちくさ市に向けて書いた私どものブログをお読みになっていたとのことで、店主とみきちと私の間のバトル(笑)をご心配いただき恐縮。いろいろと和やかにお話しさせていただき、楽しいひと時でした。
増殖していく本を保管していくことの苦労(黒岩さんの仕事柄、私などの比ではないはず)を聞かせていただく。
貴重、稀少、素敵な本をどれだけお持ちなのか知る由もないが、「蔵書の6割も読み通してはいない」という言葉から、おぼろ気ではあれ蔵書の凄さが想像される。読み通さないまでも、実際取り組んでいらっしゃる、或いは今後考えていらっしゃるテーマに関する物はさっと目を通し、付箋を貼って後に使えるようにされている本も多いとのこと。
「現在の蔵書の中から読みたい物をこれから読み続けていっても、一生の間に読み終えることは無理」という話題では、物書きではない素人の私にも通ずるところがあって、盛り上がった。

最近、黒岩さんはブログ『古書の森日記 by HISAKO』(http://blog.livedoor.jp/hisako9618/)の中で、フリーランスの厳しさや在り方について真摯に語っていらっしゃる。

 私は常々、ライターという仕事は職人だと思っている。コツコツと手仕事でものをつくり、自分が魂を注いで創ったものに誇りが持てれば、それが安かろうと高かろうと、金銭に結びつくかどうかは二の次なのだ。これしか払えない、と言われて安い料金で仕事を頼まれたからといって、手を抜いて粗雑な仕事はできない。自分でもちょっと変だとは思いつつ、同じ10枚の原稿を400字1枚当たり3000円で頼まれた場合と、1枚1万円で頼まれた場合で、かかる時間と労力は変わらないのだ。3週間かけて原稿を書き上げて、受け取るのは3万円だったり10万円だったりする。やはり不思議だ(笑)。
でも、フリーのライターは、そうやって必死で生きている人ばかり。とりあえず、筆一本でこうして生きていられるだけでも、幸運なのだろう。フリーランスの物書きになって、今年で24年目になる。 〔7月23日付「ちょっと脱線して」より〕

黒岩さんのライターとしての誠実さ、矜持がひしと伝わってくる。柔らかな物腰、穏やかな話しぶりの奧に、強く、揺るがぬ「芯」を持っていらっしゃるのを実感。
黒岩さんには、角川財団学芸賞受賞『編集者 国木田独歩の時代』(角川選書)、最新作『明治のお嬢様』(角川選書)、5月に文庫化された『音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治』(角川ソフィア文庫)、サントリー学芸賞受賞『「食道楽」の人 村井弦斎』(岩波書店)ほか、緻密で丹念な取材のもと練り上げられた上質な作品が多い。作品を書き上げる際、妥協しない、ある意味(もちろんいい意味で)頑固な人であることも伺われる。

個人的には、自分の興味の対象と重なっているということもあるが『編集者 国木田独歩の時代』、『日露戦争 勝利の後の誤算』(文春新書)、むのたけじ・黒岩比佐子聞き手『戦争絶滅へ、人間復活へ―九三歳・ジャーナリストの発言』(岩波新書)がとりわけ好きだ。
岩波新書では、広範な知識に驚くばかりか、むのたけじ氏から深い言葉を引き出す聞き手としての卓越した才能にも目を惹かれる。
黒岩さんには、竹内洋『日本の近代12 学歴貴族の栄光と挫折』(中央公論社)をご購入いただく。というより、無理矢理押しつけてしまった感じ(笑)。

岡崎武志さん、はにかみ高校生 昨年11月「みちくさ市」プレ開催の際、その出会いがあまりにも衝撃的で、その様子をブログでとりあげ、思わず「はにかみ高校生」などとご本人の許可も得ずに私が命名してしまった。その彼がこんなに有名になるとは思ってもいなかった。何といっても、高名な岡崎武志さんがブログ『okatakeの日記』(http://d.hatena.ne.jp/okatake/)で、前回(第1回)に続いて今回も彼に触れたことが大きい。あの岡崎さんを魅了し、岡崎さんご本人に「はにかみ高校生」登場のお触れを出させるくらいだから、恐るべき高校生。今回は出店者の多くが熱い視線を送っていた。出店者およびその関係者の多くが彼のことを話題にしていた。

岡崎さんから「ハニカミくんが来たよ。今線路を渡ってそちらに向かっている」と聞いた時から胸が高鳴る。前回は店を離れている時に来たので会えなかったからいっそう。「うちに寄ってくれるだろうか。本を手にとってくれるだろうか」と気が気でない。

古本好きの男性が本を探すとき、足を開いてしゃがみこみ、食い入るように目を走らせ本を手にする(私のような)おっさん風か、ちょっと離れてじっと目を凝らし品定めするというのが多い。しかし、彼は全く違う。しゃがむ時も足を前後にし、一冊一冊を慈しむように手にとって、静かに頁をめくり、戻す時は丁寧に同じ場所に戻す。他のお客さんが軒先を占めていると、じっと横で待っていて割り込んでは来ない。本好きでなくとも、彼の立ち居振る舞いに接したら、決して忘れられないであろう。

当店では、杉森久英『苦悩の旗手太宰治』(河出文庫)を購入。太宰にも興味を持っていると知ることができ嬉しくなる。それにしても、26年も前に発行され、経年変化で黄ばんだ文庫を狙ったように手にして、2分ほど読んでから差し出すのだから参ってしまう。彼が読んでいる間、例によってこちらの心臓ばくばく。2分が1時間近くにも感じられた(笑)。
これで3回続けて購入してもらったが、どこまで続くだろうか。記録を伸ばしたいものだ。
「こんにちは。いつもありがとうございます」と最初に挨拶した以外、敢えて声をかけなかったので、話はできず。それでも大満足。一人のファンとして、これからも温かく見守っていきたいものだ。
岡崎さんのブログで、彼の好きな作家が安岡章太郎と知り、直前になって講談社文芸文庫の2冊を引っ込めてしまったことが悔やまれる。でもまあ、彼なら既に持っている可能性大だな。

5月の「不忍ブックストリート 一箱古本市」で、足立巻一『虹滅記』(朝日文芸文庫)をお買い上げいただいたお客様が来られたので、御礼を述べる。
「今日は少ないですねえ」と言われてしまう。「一箱古本市」に比べ、「みちくさ市」は展示スペースが広いので出品本の数ははるかに多い。つまり、いい本が少ないですねという意味。
手を抜いたわけではないのだが、『虹滅記』などを買われるお客様からしたら、物足りないと感じられるのは無理はないかも。

古本市に参加する回数が増えてくると、自分の読みたい本最優先に加え、普段古本好きな方が足を運ぶ古書店をそれほど回ってはいない私には、厳しいものがある。確かに今回、秋の一箱を意識して出品しなかった本も多かった。「みちくさ市」に比べると「一箱古本市」の方が、まだ今のところコアなお客様が多いように感じられるからだ。それだけではなく、前回とできるだけ違ったラインアップをと意識すると無理が生じるのかもしれぬ。感触としてつかんでいたつもりなのに、今回また他店とかぶってしまう本が多かったような気もする。

まだまだ勉強不足、難しいなあと痛感。しかし、それだけ奥深く、楽しみも多い。問題は自分の知識、情報量、それに蔵書の数と質、時間的な余裕が追いついていけるかだ。精進、精進(汗)。

で、厳しい感想をいただいたお客様には、下條信輔『サブリミナル・マインド』(中公新書)を購入いただく。先般(6月に)書いた記事「中公新書の魅力《中公新書の森 2000点のヴィリジアン》」の中で、私個人の中公新書ベスト10の中には入れなかったが、ベスト20なら入れていた本なので、何故かほっとする。
帰り際、「秋はさらに頑張ります!」と伝えたら、「楽しみにしていますよ!」と言っていただく。うわあ、プレッシャーだ~(笑)。また、この方の素敵な笑顔が見たい。

【追記】お客様から早速ご丁寧なコメントをいただきました。本文中、購入いただいた本のタイトルを誤って記してしまい、ご指摘いただいたので訂正いたしました。恐縮です。本の質には特にご不満はなかったご様子を伺え、ほっといたしました。

いつもの如く、ゆっくり続きを書いていきます。1週間かかるか、何回にわたるかは本人にもわかりません(笑)。

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明日は「鬼子母神通り みちくさ市」!!

「鬼子母神通り みちくさ市」が開催される明日25日(土)は曇りの予報。雨さえ降らなければ照りつける熱い日差しもなく、古本探しにはいい日和になりそうです。
今回は本を送らず持参することにしたので、いまだにうんうん唸りながら準備に追われています。いつもながら往生際の悪いこと(笑)。

困るのは妄想。古本市に参加するようになってから年中頭の中をいろいろなテーマが浮かんでは消え。これはいけそうだとほぼ固まっているものもあるのだが、どのタイミングで出そうかとなると悩んでしまう。
例えばこんなもの。「笠井潔・竹田青嗣・小浜逸郎トリオ」。これに小阪修平を加えたクインテット。原口統三・樺美智子・岸上大作・奧浩平・大宅歩などを中心とした「遺稿集」。「戦争」或いは「戦記」、「右も左も」、「アウトロー」、「ザ・三島」、「放哉と山頭火」、「近代詩集」、「仏教」。バタイユ・ジュネ・セリーヌ・ビュトールあたりにダレルやミラーをからませて何かテーマをつくれないか。精神病(現・統合失調症)やうつ病などを扱った「心の病」。できれば「哲学」も。こうなると妄想に近い。「みちくさ市」「一箱古本市」など、今秋のことを考えたとて、参加できると決まっているわけはではない。人生何が起こるかわからないのだし。
なのに、これはあのテーマに残して置こうとか、これは「一箱」の方がよさそうだと考えては、出したり引っ込めたりしている。

さて、出品本の一部ご紹介「その2」です。
とみきち屋恒例となりつつある強引セット。今回もこりずに出します(笑)。

■ 深沢七郎<滅亡>3冊セット
・『人間滅亡的人生案内』(河出書房新社)
・『人類滅亡の唄』(新潮文庫)
・『深沢七郎の滅亡対談』(ちくま文庫)
■ 上林暁セット
・『随筆集 幸徳秋水の甥』(新潮社)
・『聖ヨハネ病院にて』(新潮文庫 復刊版)
■ 山川方夫 絶版 新潮文庫2冊セット
・『愛のごとく』 ・『海岸公園』

その他
・ 大岡信 『抒情の批判』(晶文社 昭和36年発行・初版) ※函イタミ有り
・ 石原吉郎 『望郷と海』(筑摩書房)

・ 加藤典洋 『アメリカの影-戦後再見』(講談社学術文庫)
・ 室生犀星 『かげろうの日記遺文』(講談社文芸文庫) ほか100冊以上出品

300円均一、200円均一箱設けます。また、17時以降順次(一部の本を除き)タイムセールを実施いたします。
人の顔を憶えるのが得意ではないので、気付かないことの方が多いと思いますので、当店<とみきち屋>で購入されたことのある方は、是非声をおかけください。お客様といろいろお話しできるのを何よりの楽しみにしております。もちろん、初めての方もどうか遠慮無く話しかけてください。
皆様のお越しを心からお待ちしております。

<とみきち屋>はキク薬局さんのガレージ内に出店いたします。
http://kmstreet.exblog.jp/i5/

"商店街が、一日だけの古本街!"
第2回 鬼子母神通り みちくさ市
昨年11月30日にプレ開催としてスタートした商店街での古本フリマ「みちくさ市」の第2回を7月25日に開催します。
2008年6月、東京に新地下鉄・副都心線が開通し、雑司が谷駅が誕生しました。ちょうどその駅の真上には、ひとつの商店街があります。鬼子母神通り商店睦会。安産・子育の祈願で知られる鬼子母神堂付近から"ちんちん電車"都電荒川線の「鬼子母神前」停留所を抜け目白通りに至る商店街です。  
この地の利をいかした、地元に根付くイベントを開催できないかと、「鬼子母神通り商店睦会」と、早稲田・目白・雑司ヶ谷にて本に関する仕事をしている人間のグループ「わめぞ」が組んで、一般参加型の古本をメインとしたフリーマーケットを開催することになりました。商店街の店先で一般参加者が古本や雑貨などを販売し、わめぞによるミニ古本市も商店街内数か所で開催します。鬼子母神通りが一日限定の古本街になります。
▼開催日
2009年7月25日(土) 13:00頃~18:00(今回は午後からの開催となります)
雨天の場合、翌日26日に順延(この日が雨の場合は中止)
※当日19:00から、鬼子母神堂境内にて盆踊りが開催されます。こちらも併せてお楽しみください。
▼会場
雑司が谷・鬼子母神通り
東京都豊島区雑司が谷2丁目・鬼子母神通り周辺
Google地図 >> htt http://tinyurl.com/6xmc4y
主催/鬼子母神通り商店睦会  協賛/わめぞ  http://d.hatena.ne.jp/wamezo
-----------------------------------------------------
● 当日午前中の11:00に天候による開催の有無を決定します。
------------------------------------------------------
以下の方法で開催の有無を確認できます。  
・みちくさ市ブログ http://kmstreet.exblog.jp
・みちくさ市携帯サイト http://mblog.excite.co.jp/user/kmstreet
・わめぞブログ http://d.hatena.ne.jp/wamezo/
・みちくさ市本部携帯電話 090-1766-2008(当日のみ)
【メールでの問い合わせ(開催前のご質問などもどうぞ)】
wamezo.event●gmail.com(●をアットマークに変えて送信してください)

以上、わめぞブログからの転載です。

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もうすぐ「鬼子母神通り みちくさ市」!!

25日(土)開催予定の「第2回鬼子母神通り みちくさ市」まで残すところ4日。<とみきち屋>としてはプレ開催、第1回開催に続き3回目の参加となります。

この2週間ほど、店主とみきちより最後通牒の形で言い渡された参加条件を満たすべく、番頭の私は本の準備を後回しにして、ひたすら片付け(汗)。まず段ボール2箱の本を処分。切り抜き未整理だった新聞を8束処分。もう読まないであろう切り抜き、雑誌、必要のない仕事関連の書類などの紙類を10袋以上ゴミ出し。燃やせないゴミ2袋分処分。プチ引っ越しモードで悪戦苦闘。ブログを書く余裕もなかった。
その甲斐あって自室の床が畳一畳分出現!(笑) 玄関、ダイニング、リビングに積み上げられた段ボール箱を、25箱(うち5箱はクラシックCD)にまで減らすことができた。この夏、引き続き整理を進めるということで、店主とみきちの参加が決定いたしました。
というわけで、昨日、今日は家に閉じこもってみちくさ市の準備に専念。出品本の選定と店のレイアウト考案までは終えた。後は、最終値付けと、リスト、スリップ、POPの作成。これもたいへんな作業ではあるが、先が見えて来てひと安心。

昨秋以来「みちくさ市」に2回、「不忍ブックストリート 一箱古本市」に2回、計4回参加して来たが、売りたい本と売れる本とのギャップはまだまだ大きい。「この本はいいぞ、一読の価値あり」と本人が思っていてもさっぱりなんてことはざらだ。その一方で、4冊持っていた本がすでに3冊売れ、残り1冊となり、もう出品できないなどということもある。そういう本は補充も簡単にはいかない。
一般的な需要や適正価格、それぞれの古本市に来られるお客様の微妙な違いなどを素人が把握するには所詮限界がある。ということで、結局はそこそこ売れ、お客様に喜んでもらえ、やりとりが楽しめればそれで満足ということに相成る。

それでは、今回の<とみきち屋>の出品本ご紹介「その1」をお送りします。

■〔新書プチ祭〕 1冊150円 または 200円
新書は若い頃から結構読んできたので、処分したものも多いとはいえ650冊くらいはまだ手元に残っている。同一新書で2~4冊所有しているものもあるためタイトルでいえば500を割るだろうか。
第1回みちくさ市にゲスト参加された栗原裕一郎さんの「おまえにハートブレイク堂」のように200冊もの新書を大量に出品すれば壮観な上、選り取りみどりに選べるのでお客様には好評だと思う。しかし、当店にはそんなことはとてもできない。「みちくさ市」「一箱古本市」ともに、個人的な感触として新書の動きは決していいとは思えず、無謀な試みとなる可能性大だがトライしてみたい。30冊強用意するつもりです。(写真参照)

Photo

■〔追悼 中島梓(=栗本薫)〕 すべて文庫
文芸時評として名高い『夢見る頃を過ぎても』(ちくま文庫)、評論家としてデビューした際の作品を含む『文学の輪郭』(講談社文庫)。品切れになっている『美少年学入門 増補新版』(ちくま文庫)。ちょっと珍しいところでは山藤章二の絵が描かれている『にんげん動物園』(角川文庫)、保育日記ともいえる『息子に夢中』(角川文庫)など計9冊揃えました。

■〔セット物〕 
・谷内六郎『絵本歳時記』『展覧会』シリーズ全6冊セット(新潮文庫)
・山本健吉編著『句歌歳時記』全4冊セット(新潮文庫) 
・高橋和巳『邪宗門』上・下2冊セット(朝日文庫)
・『諸国物語』森鴎外訳 上・下2冊セット(ちくま文庫) 
・林語堂『人生をいかに生きるか』上・下2冊セット(講談社学術文庫) 他

※とみきち屋オリジナルセットほかについては次回ご案内します。

今回は、真夏の開催ということもあり、開催時間が午後からとなっています。ご注意ください。
<とみきち屋>はキク薬局さんのガレージ内に出店いたします。
http://kmstreet.exblog.jp/i5/

"商店街が、一日だけの古本街!"
第2回 鬼子母神通り みちくさ市
昨年11月30日にプレ開催としてスタートした商店街での古本フリマ「みちくさ市」の第2回を7月25日に開催します。
2008年6月、東京に新地下鉄・副都心線が開通し、雑司が谷駅が誕生しました。ちょうどその駅の真上には、ひとつの商店街があります。鬼子母神通り商店睦会。安産・子育の祈願で知られる鬼子母神堂付近から"ちんちん電車"都電荒川線の「鬼子母神前」停留所を抜け目白通りに至る商店街です。  
この地の利をいかした、地元に根付くイベントを開催できないかと、「鬼子母神通り商店睦会」と、早稲田・目白・雑司ヶ谷にて本に関する仕事をしている人間のグループ「わめぞ」が組んで、一般参加型の古本をメインとしたフリーマーケットを開催することになりました。商店街の店先で一般参加者が古本や雑貨などを販売し、わめぞによるミニ古本市も商店街内数か所で開催します。鬼子母神通りが一日限定の古本街になります。
▼開催日
2009年7月25日(土) 13:00頃~18:00(今回は午後からの開催となります)
雨天の場合、翌日26日に順延(この日が雨の場合は中止)
※当日19:00から、鬼子母神堂境内にて盆踊りが開催されます。こちらも併せてお楽しみください。
▼会場
雑司が谷・鬼子母神通り
東京都豊島区雑司が谷2丁目・鬼子母神通り周辺
Google地図 >> htt http://tinyurl.com/6xmc4y
主催/鬼子母神通り商店睦会  協賛/わめぞ  http://d.hatena.ne.jp/wamezo
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● 当日午前中の11:00に天候による開催の有無を決定します。
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以下の方法で開催の有無を確認できます。  
・みちくさ市ブログ http://kmstreet.exblog.jp
・みちくさ市携帯サイト http://mblog.excite.co.jp/user/kmstreet
・わめぞブログ http://d.hatena.ne.jp/wamezo/
・みちくさ市本部携帯電話 090-1766-2008(当日のみ)
【メールでの問い合わせ(開催前のご質問などもどうぞ)】
wamezo.event●gmail.com(●をアットマークに変えて送信してください)

以上、わめぞブログからの転載です。

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古書往来座・外市へ 

4日(土)夕方、ぶらり外市へ。汗ばむ陽気も何故か心地よく、梅雨は空けていないのに夏の夕暮れを思わせてくれた。
往来座店頭には笹がきれいに飾られていて、七夕の風情。

いい本をつかみたいと思うなら、一番にかけつけるのが常道なのだろうが、少し人の波が途切れた頃にゆっくり見て回れるのが、いい。
まずは隅から隅までじっくりと2往復。
「今回はどんな本を出しているのかな」と思いながら、箱や棚を覗くひと時が好きだ。
何冊か本を抱え、不自由そうにしていると、「よかったらどうぞ」と、塩山芳明さんがカゴを差し出してくれた。まだお話ししたことがなかったので、恐縮しながらご挨拶。塩山さんの最新作『出版奈落の断末魔』(アストラ)の中に私のよく知る人物の名前(もちろんペンネーム)が出ていたので、その名前を伝えると画風までピタリと言い当てられたので驚く。団鬼六、笠間しろう、青木信光らに触れながら、その周辺の面白い裏話をいろいろと聞かせてもらう。
多くの修羅場をくぐりぬけ、歯に衣着せぬもの言いで業界では有名な方だが、穏やかな話しぶり。何故か不思議には感じなかった。著書『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)のなかで、私にはおやっと思えるところがけっこうあってその印象が残っていたからかもしれない。

萩原朔太郎の詩集は那珂太郎編集による旺文社文庫がいいと書かれているが、確かにコメント、解説含め秀逸。10万円以上で近松秋江の全集を古書店で購入し愛読しているところも気になる。また、こんな記述もある。

ビリーワイルダーやモーム、谷崎潤一郎や深沢七郎の作品群は、味わっているうちは至福の時だが、その後は一挙に不幸に。「また残りを一作品減らしてしまったか……」との後悔の念で。

こういう本筋とは違う、ちょっとしたところが記憶に刻まれているのだ。
もちろん、溝口敦の一連の山口組物に触れ、溝口の度胸、文字書き職人としての誇りを感じとっているあたりはいかにもという感じで言をまたない。

古書現世・向井さんと話しているところに往来座の瀬戸さんが、「sai」を発行している立教大のSさんとともに現れる。Sさん差し入れのビールをご馳走になってしまう。美味かったあ。
Sさんは、第一回みちくさ市の際、出店していた私たちのところにも取材に来られたのだが、あいにく店を離れていて私はお会いできなかった。向井さんが、「これからがますます楽しみで、期待される有能な好青年」と高く評価していたので、今回会えて嬉しかった。
みちくさ市をとりあげた最新号は近々出来上がるとのこと。楽しみでならない。

Pippoさんのところでは、CD『下町ピッポン娘』を購入。帰宅後早速聴いてみたが、うわさのわめぞ村青年合唱団のコーラスを含め、くせになりそう(笑)。犀星、大木実、暮鳥の詩の朗読も収められており、これがまた味わい深い。
Pippoさんには、ギュンター・グラスの詩集を見せてもらう。グラス自身の水彩画も入っている豪華本。あの『ブリキの太鼓』の作者とは思えぬ繊細で独特な画に魅せられる。色づかいも素晴らしかった。

帰り際、魚雷さんが来られる。「いいの買わせてもらいましたよ。今東光と古井由吉」と声をかけると、ニコッとされた。そういえば魚雷さんとは本の話をしたことがないな。一度お話ししてみたいものだが、うさんくさそうなおっさんゆえ、煙たがられているかも(笑)。

〔 購入本 〕
■ クロード・ベルナール『実験医学序説』(岩波文庫)
理系の本はめったに読まないのだが、「人間に関する学問では、哲学者と詩人と生理学者が同じ言葉を語るようになることが望ましい」という言葉を残したベルナールの著作は読んでみたかった。現在品切れで、結構高い古書価がついているが、ありがたいくらいの値段で購入。古書往来座店内にて。
■ 埴谷雄高『戦後の文学者たち』(構想社)
■ 『現代詩読本-8 萩原朔太郎』(思潮社)

■ 今東光『青春放浪』(光文社)
■ 古井由吉『円陣を組む女たち』(中公文庫) 2冊目
■ 林田直樹『クラシック新定盤100人100曲』 (アスキー新書)

7月25日(土) 「第2回 鬼子母神通り みちくさ市」に、プレ開催、第1回開催に続き「とみきち屋」として出店することになりました。どんな本を出品するか、いつものように開催日が近づいてきたら少しずつ当ブログにてお知らせします。

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こんな本を

今日から2日間、恒例の「古書往来座 外市」。心配された雨もほとんど降りそうになく、よかった。今日は夕方頃、足を運んでみよう。 

先月(6月)も機会があれば古書店、ブックオフを廻り、本を購入。毎日のように通うわけではないが、思いもよらなかった本に出会えるのだから、やめられない。

〔古書店およびブックオフ〕

■ 『谷川雁 詩人思想家、復活』(河出書房新社)800円 

KAWADE道の手帖シリーズから目が離せない。ベンヤミン、鶴見俊輔、中平卓馬、そしてこの谷川雁。

■ 斎藤愼爾責任編集『太宰治・坂口安吾の世界』(柏書房)650円 

 『埴谷雄高・吉本隆明の世界』は出版時に購入したがこれは見逃していた。ブックオフ雑誌半額セールの恩恵。 斎藤愼爾の編集本、自著とも私のお気に入り。

     坪内祐三編『文藝春秋八十年傑作選』(文藝春秋)500円

 約6年前の発行。掲載記事に名を連ねる人々の豪華なこと。それぞれの時代の息吹が感じられる。

     小林敏明『廣松渉-近代の超克』(講談社)400円

〔ブックオフ 105円〕

     中村雄二郎『悪の哲学』(岩波書店)

     霜山徳爾『人間へのまなざし』(中公叢書)

『人間の限界』(岩波新書)を読んで以来、著者の本は古書店で見かけたら必ず購入している。

■ 下出積與『道教と日本人』(講談社現代新書)

■ 大塚英志『サブカルチャー文学論』(朝日文庫)

■ 河野多恵子『谷崎文学の愉しみ』(中公文庫)

■ 松岡正剛『花鳥風月の科学』(中公文庫)

     稲泉連『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』(中公文庫)

 『戦死やあわれ』の竹内浩三のことを25歳の著者が描き、第36回大宅壮一ノンフィクション賞を史上最年少で受賞した作品とのこと。どんな視点、どういう思いで綴られているのか興味深い。

     三好達治『諷詠十二月』(新潮文庫)

     向井敏『文章読本』(文春文庫)

     西部邁『知性の構造』(ハルキ文庫)

■ 正宗白鳥『自然主義文学盛衰史』(講談社文芸文庫)

     竹内好『魯迅』(講談社文芸文庫)

〔馴染みの古書店〕

     那珂太郎編『萩原朔太郎研究』(青土社)1000円

■ 宇野浩二『独断的作家論』(講談社文芸文庫) 700円

■ 『吉本隆明入門』 現代詩手帖臨増「吉本隆明」Ⅲ・2003(思潮社)      『吉本隆明が語る戦後55年 4・フーコーの考え方』(三交社)      瀬戸内寂聴、D・キーン、鶴見俊輔『同時代を生きて』(岩波書店) 以上各500円

6月も段ボール2箱分買い取ってもらう。上記以外にもいろいろと購入しているので、毎月物々交換しているようなものか(笑)

〔新刊〕

     山田詠美『学問』(新潮社)

 山田詠美は出たら即買う。そしてじっくり、ゆっくり味わって読む。新刊が待ち遠しくて、読み終えてしまうのがもったいないと思える唯一の作家。

     鹿島茂『吉本隆明1968』(平凡社新書)

     上原隆『にじんだ星をかぞえて』(朝日文庫)

 13年前古書店でタイトルが気になって『友がみな我よりえらく見える日は』を購入(当時は学陽書房発行。現在は幻冬舎アウトロー文庫)。それ以来、すべての著作を読んでいる。

     太宰治・長部日出雄『富士には月見草』(新潮文庫)

 長部日出雄の太宰本なら間違いはないだろう。

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