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本あれこれ

平日の夜は「みちくさ市」「一箱古本市」に向け、少しずつではあるが準備を進める。引っ越しで業者が嫌がるのも本の詰まった箱。むべなるかな。候補となる本が入っている20以上の箱を家中移動させる作業で運動部の合宿状態。全身筋肉痛(笑)

旅猫雑貨店の金子さんがつくった「みちくさ市」案内のバナーが素敵だ。しかも、フラッシュする写真はプレ開催時のものが使われているが、最初に出てくるのが当店「とみきち屋」の写真。わかるのは自分たちだけだが、わけもなく嬉しい。

16(木)は神保町で仕事があったので、合間にブックダイバーでで開催されている「ふるぼん秘境めぐり」〔19(日)まで〕を覗いてみる。四谷書房さんが参加しているからだ。普段置かれているソファーがどけられ店内中央や、ダイバーさんの棚の前に参加店の棚や本を展示した椅子などが並べられている。各店舗が特長を出した品揃えで、短時間ではあったが楽しめた。
四谷書房さんからは■ 百目鬼恭三郎『読書人読むべし』(新潮社)を購入。他店からは■『ヴィヨン全詩集』(岩波文庫)。

仕事帰り、やや遠回りして某古書店へ。外に出ているワゴン(100円均一)から

■ 坂本雅之 『アメリカ・ルネッサンスの作家たち』(岩波新書)
これで3冊目か。英文科に入った際お世話になったが、内容も充実している。ホーソーン、エマソン、ホイットマン、メルヴィル、ソーロウなどがとりあげられている。
■ 飯沢耕太郎『写真とことば』(集英社新書)
■ 瀬戸内晴美『余白の春』(中公文庫)
朴烈事件で大逆罪に問われ獄中で縊死を遂げた金子ふみ子を描いている。ようやく手に入れることができた。ブックオフでも瀬戸内晴美の中公文庫は意外と少なく、特にこの本は一般の古書店でもなかなか見つけられなかった。
金子ふみこによる手記、 『何がわたしをこうさせたか-獄中手記』(春秋社)は一読の価値あり。

店内で
■ 堤 重久『太宰治との七年間』(筑摩書房) 500円
高校入学後すぐに読んだ同じ著者の『恋と革命 評伝・太宰治』(講談社現代新書)は、太宰関連本の中でもひときわ愛着を持っている。
「一箱古本市」でテーマの一つとして「太宰と安吾」を決めていたことが幸いして、私を招いてくれた気がする。大事に大事に読みたい。

今日17(金)は新刊書店へ。新潮新書の関川夏央『新潮文庫20世紀の100冊』、小谷野敦『 『こころ』は本当に名作か』が目に止まりパラパラと立ち読み。関川本には、辻仁成『海峡の光』が選ばれているのを見て唖然。まえがきに、全書を鑑賞したわけではなく「歴史」として読んだというようなことが書いてあり、やや納得。しかし、本書成立までの特別な経緯もあったのだろうが、著者自身がお薦め本とは違うというようなニュアンスのことを書いている。
小谷野本。博学ぶりは相変わらず。しかしいつものあの毒気は感じられない。資質に合わない、同じ経験がないと共感できないだろうなどと、「疑わしい名作」に関し説明していて、拍子抜け。タイトルも陳腐。
2冊とも著者の資質が発揮されているように思えない。薄められているというか、ぬるい。新潮新書に文芸関連の名著が少ないのも肯ける。
ブックオフで105円なら、小谷野本は読んでみようかなという程度。
関川本は『本よみの虫干し』(岩波新書)があれば十分か。

その後講談社文芸文庫のコーナーに寄るも、買って近い内に読みたいと思える近刊はなし。仕方なく、吊されている目録に目を通し品切れをチェック。 えっ!? 川端康成『文芸時評』に品切れの白星マーク。慌てて棚に目を走らせると1冊残っていた。これはなくならないだろうと高を括っていたのが間違い。講談社文芸文庫は油断がならない。1,680円という文庫とは思えぬ値段だが購入。

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